MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問

生体電気・磁気計測第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問(生体電気・磁気計測)の正答は 3 です。肢誘導6つは独立ではなく、第Ⅰ・第Ⅱ誘導の2つから残り4つを計算できる。

問題
ディジタル心電計において、 Ⅰ-Ⅱ/2 によって求められる誘導はどれか。 ただし、Ⅰは第Ⅰ誘導、Ⅱは第Ⅱ誘導を示す。
  1. 1. 第Ⅲ誘導
  2. 2. aVR 誘導
  3. 3. aVL 誘導 ✓
  4. 4. aVF 誘導
  5. 5. V₁ 誘導

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 33.3%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — aVL 誘導

肢誘導6つは独立ではなく、第Ⅰ・第Ⅱ誘導の2つから残り4つを計算できる。ディジタル心電計はこれを使ってaVL=Ⅰ-Ⅱ/2を合成する。


【各選択肢の解説】

途中式(アイントーベンの法則 Ⅱ=Ⅰ+Ⅲ を使う):

  • Ⅲ=Ⅱ-Ⅰ
  • aVL=(Ⅰ-Ⅲ)/2=(Ⅰ-(Ⅱ-Ⅰ))/2=(2Ⅰ-Ⅱ)/2=Ⅰ-Ⅱ/2
  • aVF=(Ⅱ+Ⅲ)/2=(Ⅱ+Ⅱ-Ⅰ)/2=Ⅱ-Ⅰ/2
  • aVR=-(Ⅰ+Ⅱ)/2
1. 第Ⅲ誘導
❌ 誤り。正しくはⅢ=Ⅱ-Ⅰで求める。
2. aVR 誘導
❌ 誤り。正しくはaVR=-(Ⅰ+Ⅱ)/2で求める。
3. aVL 誘導
✅ 正しい。上の途中式のとおり、aVL=Ⅰ-Ⅱ/2となる。
4. aVF 誘導
❌ 誤り。ⅠとⅡの係数が入れ替わっている。正しくはaVF=Ⅱ-Ⅰ/2で求める。
5. V₁ 誘導
❌ 誤り。胸部誘導は胸壁に置いた別の電極の電位をみるため、肢誘導からは計算できない。正しくはV₁~V₆は胸部電極で実測する。

【試験対策ポイント】

誘導第Ⅰ・第Ⅱ誘導からの式
ⅢⅡ-Ⅰ
aVR-(Ⅰ+Ⅱ)/2
aVLⅠ-Ⅱ/2
aVFⅡ-Ⅰ/2

aVLは「Ⅰが主(係数1)でⅡを半分引く」、aVFは「Ⅱが主でⅠを半分引く」と左右の向きで覚える。

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