第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問
医用画像計測第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(医用画像計測)の正答は 2 です。Mモードは1本の超音波ビーム上の動きを時間軸に沿って描く表示で、左室の拡張末期径と収縮末期径を測れる。
問題
超音波画像計測について正しいのはどれか。
- 1. B モードでは反射波信号が強いほど暗く表示される。
- 2. M モードで左室駆出率が概算できる。 ✓
- 3. コンベックス走査ではプローブに近いほど広視野が得られる。
- 4. 超音波の波長が短いほど深部を描出できる。
- 5. パワードプラ法では血流方向を表示できる。
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.5%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — M モードで左室駆出率が概算できる。
Mモードは1本の超音波ビーム上の動きを時間軸に沿って描く表示で、左室の拡張末期径と収縮末期径を測れる。この径から容積を推定する式(Teichholz法など)で左室駆出率を概算できる。
【各選択肢の解説】
1. B モードでは反射波信号が強いほど暗く表示される。
❌ 誤り。向きが逆。正しくはBモードは反射波が強いほど明るく(白く)表示する(輝度=Brightness変調)。
❌ 誤り。向きが逆。正しくはBモードは反射波が強いほど明るく(白く)表示する(輝度=Brightness変調)。
2. M モードで左室駆出率が概算できる。
✅ 正しい。Mモードは時間分解能が高く、拡張末期と収縮末期の左室内径をはっきり測れる。この2つの径から容積を推定して駆出率を計算する。
✅ 正しい。Mモードは時間分解能が高く、拡張末期と収縮末期の左室内径をはっきり測れる。この2つの径から容積を推定して駆出率を計算する。
3. コンベックス走査ではプローブに近いほど広視野が得られる。
❌ 誤り。向きが逆。正しくはコンベックス走査は凸面から扇状にビームが広がるため、プローブから遠い深部ほど視野が広い。
❌ 誤り。向きが逆。正しくはコンベックス走査は凸面から扇状にビームが広がるため、プローブから遠い深部ほど視野が広い。
4. 超音波の波長が短いほど深部を描出できる。
❌ 誤り。波長が短い(周波数が高い)ほど距離分解能は上がるが、減衰が大きく深部に届かない。正しくは深部の描出には波長の長い(低い周波数の)超音波が向く。
❌ 誤り。波長が短い(周波数が高い)ほど距離分解能は上がるが、減衰が大きく深部に届かない。正しくは深部の描出には波長の長い(低い周波数の)超音波が向く。
5. パワードプラ法では血流方向を表示できる。
❌ 誤り。正しくは血流の方向を色分けして表示するのはカラードプラ法。パワードプラ法はドプラ信号の強さを表示するため方向は分からないが、遅い血流の検出感度が高い。
❌ 誤り。正しくは血流の方向を色分けして表示するのはカラードプラ法。パワードプラ法はドプラ信号の強さを表示するため方向は分からないが、遅い血流の検出感度が高い。
【試験対策ポイント】
| 表示法 | 表すもの |
|---|---|
| Bモード | 断層像(明るさ=反射の強さ) |
| Mモード | 1本のビーム上の動きの時間変化 |
| カラードプラ | 血流の方向と速度 |
| パワードプラ | 血流の有無・強さ(方向なし) |
周波数が高い=分解能が高い・浅い/低い=分解能が低い・深い。
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