MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問

医用画像計測第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問(医用画像計測)の正答は 3 です。X線撮像は、体を透過して減衰したX線の強さの差を画像にする方法で、透視を使えば臓器の動きも撮影できる。

問題
X 線による撮像について正しいのはどれか。 a.神経の走行方向の観察に適している。 b.臓器の動きの撮影が可能である。 c.組織を透過したX 線を画像化する。 d.造影剤は空間分解能の改善のために使用する。 e.得られる画像の空間分解能は5 mm 程度である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c ✓
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 15.4%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(b・c)

X線撮像は、体を透過して減衰したX線の強さの差を画像にする方法で、透視を使えば臓器の動きも撮影できる。軟部組織どうしの差は描きにくく、造影剤はコントラストを補うために使う。


【各選択肢の解説】

a.神経の走行方向の観察に適している。
❌ 誤り。神経と周囲の軟部組織ではX線の減衰がほとんど変わらず、区別できない。正しくは神経線維の走行の観察にはMRI(拡散テンソル画像)が適している。

b.臓器の動きの撮影が可能である。
✅ 正しい。X線透視では連続して画像が得られるため、嚥下や心臓の拍動、造影剤の流れなど動きを観察できる。

c.組織を透過したX 線を画像化する。
✅ 正しい。組織ごとにX線の吸収(減衰)の程度が異なるため、透過したX線の強さの差が濃淡の像になる。

d.造影剤は空間分解能の改善のために使用する。
❌ 誤り。正しくは造影剤はX線の吸収の差を大きくしてコントラスト(濃度の差)を高めるために使う。空間分解能(細かい物を見分ける力)は検出器などで決まる。

e.得られる画像の空間分解能は5 mm 程度である。
❌ 誤り。5 mmでは粗すぎる。正しくは一般X線撮影の空間分解能は1 mmより細かく、医用画像の中でも高い。

1. a、b
❌ aが誤り。正しくはb・cの組合せ。
2. a、e
❌ a・eとも誤り。正しくはb・cの組合せ。
3. b、c
✅ 正しい。b・cとも正しい記述。
4. c、d
❌ dが誤り。正しくはb・cの組合せ。
5. d、e
❌ d・eとも誤り。正しくはb・cの組合せ。

【試験対策ポイント】

X線撮影MRI
原理透過X線の減衰水素原子核の磁気共鳴
空間分解能高いX線撮影より低い
軟部組織の区別苦手得意(神経・脳)
被曝ありなし

造影剤=コントラストを上げる(空間分解能ではない)。

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