第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問(各種治療機器)の正答は 4 です。電気メスの熱傷は、電流が狭い面積に集中する(電流密度が上がる)ことと、可燃物への引火で起こる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 80.6%やさしい
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
電気メスの熱傷は、電流が狭い面積に集中する(電流密度が上がる)ことと、可燃物への引火で起こる。消毒液の貯留・対極板の接触不良・身体の部分同士の接触がこれに当たる。
【各選択肢の解説】
a.高周波非接地(フローティング)形電気メスの使用
❌ 原因ではない。出力回路を大地から浮かせているため、心電図電極など対極板以外の経路へ電流が流れ出る(分流)のを防ぐ。正しくは熱傷を減らす側の方式である。
b.消毒液の貯留
✅ 原因となる。体の下にたまったアルコール系の消毒液は、電気メスの火花で引火して熱傷を起こす。
c.対極板の接触不良
✅ 原因となる。対極板の接触面積が減ると、残った部分に電流が集中して電流密度が上がり、対極板の下に熱傷が起こる。
d.身体の部分同士の接触
✅ 原因となる。腕と体幹など皮膚同士が小さな面積で触れていると、そこが電流の通り道になって電流が集中し、熱傷が起こる。
e.ディスポーザブル対極板の使用
❌ 原因ではない。正しくは、正しく貼れば使い捨ての対極板は標準的な使い方で、それ自体は熱傷の原因にならない。
❌ aが原因でない。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ a・eが原因でない。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ a・eが原因でない。正しくはb・c・dの組合せ。
✅ 正しい。3つとも熱傷の原因となる。
❌ eが原因でない。正しくはb・c・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 熱傷のしくみ | 例 |
|---|---|
| 電流密度の上昇 | 対極板の接触不良・はがれ、皮膚同士の接触 |
| 分流 | 心電図電極など対極板以外の経路(非接地形で防ぐ) |
| 引火 | アルコール系消毒液の貯留 |
対策=対極板を筋肉の多い平らな部位に密着、対極板の接触監視、皮膚同士の接触を避ける。
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