第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 3 です。「誤っているのはどれか」の組合せ問題。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 80%やさしい
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
「誤っているのはどれか」の組合せ問題。薬剤溶出ステントは再狭窄率が低いことと、PCIはX線透視・造影下で行い経胸壁心エコーは必須でないことを見分ける。
【各選択肢の解説】
a.治療前には冠動脈CT 検査が有用である。
✅ 正しい。冠動脈CTで狭窄の部位・程度や石灰化の有無を事前に評価でき、治療計画に役立つ。
b.薬剤溶出ステントは金属ステントよりも再狭窄率が高い。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは薬剤溶出ステント(DES)は表面から細胞増殖を抑える薬剤が出て内膜の増殖を抑えるため、金属ステント(BMS)より再狭窄率が低い。
c.経胸壁心臓超音波診断装置が必要である。
❌ 誤り。正しくはPCIはX線透視と冠動脈造影で病変を見ながら行う。血管内の評価には血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)を使い、経胸壁心エコーは必須の装置ではない。
d.ロータブレータでは一時的に冠動脈血流の減少が起こる。
✅ 正しい。高速回転するバーで石灰化病変を削るため、削りかすが末梢の細い血管を詰まらせ、一時的に冠血流が落ちる(slow flow/no reflow)ことがある。
e.治療後は抗血小板療法を行う。
✅ 正しい。ステント内の血栓を防ぐため、アスピリンとP2Y12阻害薬を併用する抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)を行う。
✅ aが正しい記述を含むため、「誤っている」の組合せに当たらない(誤りはbのみ)。
✅ a・eとも正しい記述で、「誤っている」に当たらない。
❌ 誤り(=正答)。b・cとも誤った記述で、設問の「誤っている」に当たる。正しくはbは再狭窄率が低い、cは経胸壁心エコーは必須でない。
✅ dが正しい記述を含むため、「誤っている」の組合せに当たらない(誤りはcのみ)。
✅ d・eとも正しい記述で、「誤っている」に当たらない。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 画像の誘導 | X線透視・冠動脈造影 |
| 血管内の評価 | IVUS・OCT |
| 再狭窄 | DES<BMS |
| 石灰化病変 | ロータブレータ(slow flowに注意) |
| 術後 | 抗血小板薬2剤併用(DAPT) |
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