MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問

各種治療機器第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問(各種治療機器)の正答は 5 です。低温常圧型の冷凍手術器(クライオサージャリー)は、常圧で極低温の液体窒素(沸点 −196℃)を寒剤に用いる。

問題
低温常圧型の冷凍手術器で使用される冷却剤はどれか。
  1. 1. アルゴン
  2. 2. 亜酸化窒素(笑気)
  3. 3. 液化二酸化炭素
  4. 4. 液体ヘリウム
  5. 5. 液体窒素

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 液体窒素

低温常圧型の冷凍手術器(クライオサージャリー)は、常圧で極低温の液体窒素(沸点 −196℃)を寒剤に用いる。アルゴン・笑気・液化二酸化炭素はジュール・トムソン効果を使う高圧型の寒剤で、常圧型には該当しない。


【各選択肢の解説】

1. アルゴン
❌ 誤り。アルゴンは高圧ガスを断熱膨張(ジュール・トムソン)させる高圧型で用いる。
2. 亜酸化窒素(笑気)
❌ 誤り。笑気も高圧型(ジュール・トムソン式)の寒剤。
3. 液化二酸化炭素
❌ 誤り。液化二酸化炭素も高圧型で用いる寒剤。
4. 液体ヘリウム
❌ 誤り。液体ヘリウム(−269℃)は MRI 超電導磁石の冷却などに用い、冷凍手術の常圧寒剤としては一般的でない。
5. 液体窒素
✅ 正しい。低温常圧型は液体窒素(−196℃)を寒剤に用いる。

【試験対策ポイント】

冷凍手術(凍結療法):組織を凍結壊死させる。方式は①低温常圧型=液体窒素(−196℃)高圧型=アルゴン/笑気/CO₂ をジュール・トムソン効果で膨張冷却。適応は皮膚腫瘍・前立腺癌・不整脈(冷凍アブレーション)など。液体ヘリウムは MRI 磁石冷却用と混同しない。

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