第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第42問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第42問(医用機器の安全管理)の正答は 2 です。単一故障状態は「安全のための手段(保護手段)が1つだけ壊れた状態」(JIS T 0601-1)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 85.2%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
単一故障状態は「安全のための手段(保護手段)が1つだけ壊れた状態」(JIS T 0601-1)。保護接地線の断線(a)、電源導線1本の断線(b)、保護手段1つ分の沿面距離・空間距離の短絡(e)が該当する。強化絶縁は保護手段2つ分なので、その短絡は単一故障に数えない。
【各選択肢の解説】
a.3 P プラグの接地ピンの折損
✅ 正しい。保護接地線が切れた状態にあたり、規定の単一故障状態。
b.電源導線のいずれか1 本の断線
✅ 正しい。電源導線1本の断線は規定の単一故障状態。
c.強化絶縁の短絡
❌ 誤り。強化絶縁は二重絶縁と同等の保護手段2つ分の絶縁で、1つの故障で短絡するとはみなさない。正しくは単一故障状態とするのは保護手段1つ分の絶縁(基礎絶縁など)の短絡。
d.電源導線と金属筐体の接触
❌ 誤り。この形の項目は単一故障状態として挙げられていない。正しくは規格は「保護手段1つ分の絶縁の短絡」「沿面距離または空間距離のいずれかの短絡」という形で規定している。
e.沿面距離または空間距離のいずれかの短絡
✅ 正しい。保護手段1つ分の沿面距離・空間距離の短絡は規定の単一故障状態。
❌ 誤り。cを含む。正しくはa・b・e(2番)。
✅ 正しい(=正答)。
❌ 誤り。dを含みbが抜けている。正しくはa・b・e(2番)。
❌ 誤り。c・dを含む。正しくはa・b・e(2番)。
❌ 誤り。c・dを含む。正しくはa・b・e(2番)。
【試験対策ポイント】
- 単一故障状態の代表(JIS T 0601-1):①保護接地線の断線 ②電源導線1本の断線 ③保護手段1つ分の絶縁の短絡 ④沿面距離・空間距離の短絡
- 強化絶縁・二重絶縁は保護手段2つ分=その短絡は単一故障に数えない(ひっかけの定番)
- 漏れ電流は正常状態と単一故障状態の両方で許容値を満たす必要がある
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