第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第43問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第43問(医用機器の安全管理)の正答は 4 です。図は入力端子間に R₂、そこから R₁ を経て C₁ があり、電圧測定器は C₁ の両端につながる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 51.9%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
図は入力端子間に R₂、そこから R₁ を経て C₁ があり、電圧測定器は C₁ の両端につながる。MD は R₁=10 kΩ・R₂=1 kΩ・C₁=0.015 μF(JIS T 0601-1)で、R₁ と C₁ の低域通過フィルタで人体の周波数特性(周波数が高いほど感電しにくい)を模擬する。漏れ電流は指示値÷1 kΩ で読む。
【各選択肢の解説】
a.R₂ は10 kΩ である。
❌ 誤り。正しくは R₂=1 kΩ(人体抵抗に相当)。10 kΩ なのは R₁。
b.R₁ とR₂ には無誘導抵抗器を用いる。
✅ 正しい。巻線形などのインダクタンスがあると周波数特性が変わるため、無誘導抵抗器を用いる。
c.R₁ とC₁ で遮断周波数1 kHz の低域通過フィルタを構成している。
✅ 正しい。fc=1/(2πR₁C₁)=1/(2π×10×10³×0.015×10⁻⁶)≒1.06×10³ Hz≒1 kHz。
d.電圧測定器の指示値が100 mV のとき、漏れ電流値は100 μA である。
✅ 正しい。低い周波数では C₁ の両端電圧≒R₂ の両端電圧なので、I=V/R₂=100×10⁻³ V÷1×10³ Ω=100×10⁻⁶ A=100 μA(1 mV=1 μA)。
e.電圧測定器の入力インピーダンスは100 kΩ である。
❌ 誤り。正しくは測定回路に影響しないよう 1 MΩ 以上の高い入力インピーダンスとする(JIS T 0601-1)。
❌ 誤り。aを含みdが抜けている。正しくはb・c・d(4番)。
❌ 誤り。a・eを含む。正しくはb・c・d(4番)。
❌ 誤り。a・eを含む。正しくはb・c・d(4番)。
✅ 正しい(=正答)。
❌ 誤り。eを含みbが抜けている。正しくはb・c・d(4番)。
【試験対策ポイント】
| 素子 | 値(JIS T 0601-1) | 役割 |
|---|---|---|
| R₂ | 1 kΩ | 人体抵抗の代わり。電流=指示値÷1 kΩ |
| R₁ | 10 kΩ | C₁ と低域通過フィルタ |
| C₁ | 0.015 μF | fc≒1 kHz |
| 電圧測定器 | 入力 1 MΩ 以上 | 回路に影響させない |
- R₁ と R₂ の値の入れ替えがひっかけの定番
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