MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第46問

電気工学第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第46問(電気工学)の正答は 1 です。図では誘電体1と誘電体2が電極の間で厚さ方向に重なっている(電界が両方を順に通る)。

問題
図に示すように、面積 A、厚さ d の誘電体1(誘電率 ε₁)及び誘電体2(誘電率 ε₂)を平行平板電極で挟んだキャパシタがある。このキャパシタの静電容量はどれか。
第38回午前第46問 図
  1. 1. A/(d(1/ε₁+1/ε₂)) ✓
  2. 2. A/(2dε₁ε₂)
  3. 3. (A/d)(ε₁+ε₂)
  4. 4. Ad(1/ε₁+1/ε₂)
  5. 5. ε₁ε₂A/(2d)

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 18.5%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — A/(d(1/ε₁+1/ε₂))

図では誘電体1と誘電体2が電極の間で厚さ方向に重なっている(電界が両方を順に通る)。これは C₁=ε₁A/d と C₂=ε₂A/d の直列接続になる。
1/C=1/C₁+1/C₂=d/(ε₁A)+d/(ε₂A)=(d/A)(1/ε₁+1/ε₂)
よって C=A/(d(1/ε₁+1/ε₂))(=ε₁ε₂A/(d(ε₁+ε₂)))。


【各選択肢の解説】

1. A/(d(1/ε₁+1/ε₂))
✅ 正しい。厚さ d の2つのキャパシタの直列合成。ε₁=ε₂=ε とおくと εA/(2d)となり、厚さ 2d の1枚のキャパシタに一致する。
2. A/(2dε₁ε₂)
❌ 誤り。誘電率が分母にあり、誘電率が大きいほど容量が小さくなってしまう。正しくは C は誘電率が大きいほど大きい。
3. (A/d)(ε₁+ε₂)
❌ 誤り。C₁+C₂=並列接続の式で、誘電体を電極面に沿って横に並べたときのもの。正しくは厚さ方向に重ねた図の構造は直列。
4. Ad(1/ε₁+1/ε₂)
❌ 誤り。A と d の位置が逆で、静電容量の次元にならない(面積と距離の積を誘電率で割る形)。正しくは C は A に比例し d に反比例する。
5. ε₁ε₂A/(2d)
❌ 誤り。ε₁=ε₂=ε とおくと ε²A/(2d)となり、厚さ 2d の容量 εA/(2d)に一致しない。正しくは ε₁ε₂A/(d(ε₁+ε₂))。

【試験対策ポイント】

  • 平行平板キャパシタ:C=εA/d
  • 誘電体を厚さ方向に重ねる=直列(1/C を足す)、横に並べる=並列(C を足す)
  • 検算は ε₁=ε₂ とおいて、1枚のキャパシタの式に戻るかを見る
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