第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問
呼吸療法装置第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。高気圧酸素治療は、大気圧より高い圧のもとで酸素を吸わせ、血漿に溶ける酸素を増やして虚血組織に酸素を届ける治療である。
問題
高気圧酸素治療の適応疾患はどれか。
- 1. 開放性骨折
- 2. 急性心筋梗塞
- 3. 中耳炎
- 4. 網膜動脈閉塞症 ✓
- 5. 急性副鼻腔炎
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.6%難問
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 網膜動脈閉塞症
高気圧酸素治療は、大気圧より高い圧のもとで酸素を吸わせ、血漿に溶ける酸素を増やして虚血組織に酸素を届ける治療である。網膜動脈閉塞症は網膜の急性虚血で、高気圧酸素治療の適応疾患に入る。
【各選択肢の解説】
1. 開放性骨折
❌ 誤り。開放骨折そのものは適応疾患ではない。正しくは、外傷では圧挫症候群・コンパートメント症候群やガス壊疽などの重症軟部組織感染症を伴うときが適応になる。
❌ 誤り。開放骨折そのものは適応疾患ではない。正しくは、外傷では圧挫症候群・コンパートメント症候群やガス壊疽などの重症軟部組織感染症を伴うときが適応になる。
2. 急性心筋梗塞
❌ 誤り(本問の正答ではない)。高気圧酸素治療は急性心筋梗塞の標準的な治療には位置づけられていない。正しくは急性心筋梗塞の治療の中心は、閉塞した冠動脈を開く再灌流療法(経皮的冠動脈インターベンション・血栓溶解療法)である。
❌ 誤り(本問の正答ではない)。高気圧酸素治療は急性心筋梗塞の標準的な治療には位置づけられていない。正しくは急性心筋梗塞の治療の中心は、閉塞した冠動脈を開く再灌流療法(経皮的冠動脈インターベンション・血栓溶解療法)である。
3. 中耳炎
❌ 誤り。加圧・減圧のたびに中耳の内圧を耳管で外と合わせる必要があり、炎症で耳管の通りが悪いと中耳の圧外傷を起こしやすい。正しくは中耳炎は適応ではなく、治療を行う際に注意を要する側(相対的禁忌)。
❌ 誤り。加圧・減圧のたびに中耳の内圧を耳管で外と合わせる必要があり、炎症で耳管の通りが悪いと中耳の圧外傷を起こしやすい。正しくは中耳炎は適応ではなく、治療を行う際に注意を要する側(相対的禁忌)。
4. 網膜動脈閉塞症
✅ 正しい(=正答)。網膜は酸素需要が高く虚血に弱い。高気圧下で血漿に溶ける酸素を増やすと、血流が落ちた網膜にも酸素が届くため適応となる。
✅ 正しい(=正答)。網膜は酸素需要が高く虚血に弱い。高気圧下で血漿に溶ける酸素を増やすと、血流が落ちた網膜にも酸素が届くため適応となる。
5. 急性副鼻腔炎
❌ 誤り。副鼻腔の出口がふさがると、加圧・減圧で腔内と外の圧差が生じて圧外傷を起こしやすい。正しくは急性副鼻腔炎も適応ではなく、注意を要する側。
❌ 誤り。副鼻腔の出口がふさがると、加圧・減圧で腔内と外の圧差が生じて圧外傷を起こしやすい。正しくは急性副鼻腔炎も適応ではなく、注意を要する側。
【試験対策ポイント】
- 主な適応:急性一酸化炭素中毒、減圧症・空気塞栓、ガス壊疽などの重症軟部組織感染症、網膜動脈閉塞症、突発性難聴、腸閉塞、難治性潰瘍を伴う末梢循環障害
- 禁忌:未処置の気胸(減圧時に悪化する)
- 注意:中耳・副鼻腔など閉じた含気腔の病気=圧外傷を起こしやすい
- 見分けの軸=「酸素不足・気泡が原因の病気か」と「閉じた空気の部屋があるか」
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