第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問
体外循環・補助循環第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。体外循環では、血液が回路の異物面に触れることによる炎症反応と、手術侵襲・非拍動流などに対する神経内分泌の反応が起こり、多くのホルモン・炎症物質が上昇する。
問題
人工心肺による体外循環中の生体反応において血中で上昇するのはどれか。
a.レニン活性
b.血清カリウム
c.血清カルシウム
d.プロスタグランジン
e.心房性ナトリウム利尿ペプチド
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.2%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番(a・d・e)
体外循環では、血液が回路の異物面に触れることによる炎症反応と、手術侵襲・非拍動流などに対する神経内分泌の反応が起こり、多くのホルモン・炎症物質が上昇する。一方、電解質のカリウム・カルシウムは決まって上昇する項目ではない。
【各選択肢の解説】
a~eの正誤
- a.レニン活性 → ✅ 上昇する。非拍動流で腎への血流が変わり、レニン-アンジオテンシン系が働く。
- b.血清カリウム → ❌ 決まって上昇するものではない。正しくは充填液による希釈や利尿で低下しやすい(心筋保護液が循環に入ると上昇することはある)。
- c.血清カルシウム → ❌ 上昇しない。正しくは希釈や、保存血に含まれるクエン酸がカルシウムと結合することで低下しやすい。
- d.プロスタグランジン → ✅ 上昇する。血液が回路に触れて起こる炎症反応で産生が増える。
- e.心房性ナトリウム利尿ペプチド → ✅ 上昇する。体外循環に伴う神経体液性の反応として血中濃度が上がる。
1. a、b、c
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
2. a、b、e
❌ 誤り。bが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
❌ 誤り。bが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
3. a、d、e
✅ 正しい(=正答)。いずれも体外循環に対する神経内分泌・炎症の反応で血中濃度が上がる。
✅ 正しい(=正答)。いずれも体外循環に対する神経内分泌・炎症の反応で血中濃度が上がる。
4. b、c、d
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
5. c、d、e
❌ 誤り。cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
❌ 誤り。cが誤り。正しくは上昇するのはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 体外循環中の変化 | 項目 |
|---|---|
| 上昇 | カテコラミン・レニン/アンジオテンシン・バソプレシン(ADH)・コルチゾール・プロスタグランジン・補体・サイトカイン |
| 低下しやすい | ヘマトクリット・血漿タンパク・血清カルシウム(イオン化カルシウム) |
- ホルモン・炎症物質は「上がる」、希釈されるものは「下がる」で整理する
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