第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問
血液浄化療法装置第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。中空糸型ダイアライザでは中空糸が中央部で密に詰まるため中央は流れにくく、ハウジング(外筒)壁近くは相対的に流れやすくなり偏流(チャネリング)を生じやすい。
問題
ダイアライザで正しいのはどれか。
- 1. 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。 ✓
- 2. ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
- 3. 血液と透析液とは同じ向きに流れる。
- 4. 積層型ダイアライザが広く使用されている。
- 5. 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。
中空糸型ダイアライザでは中空糸が中央部で密に詰まるため中央は流れにくく、ハウジング(外筒)壁近くは相対的に流れやすくなり偏流(チャネリング)を生じやすい。したがって正しいのは1番。
【各選択肢の解説】
1. 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。
✅ 正しい。中央部は中空糸が密で流路抵抗が大きく、外周(ハウジング近傍)が流れやすい=偏流の原因。
✅ 正しい。中央部は中空糸が密で流路抵抗が大きく、外周(ハウジング近傍)が流れやすい=偏流の原因。
2. ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
❌ 誤り。ポリスルフォン膜は緻密なスキン層+支持層からなる非対称構造。
❌ 誤り。ポリスルフォン膜は緻密なスキン層+支持層からなる非対称構造。
3. 血液と透析液とは同じ向きに流れる。
❌ 誤り。濃度差を保つため向流(対向流)=逆向きに流す。
❌ 誤り。濃度差を保つため向流(対向流)=逆向きに流す。
4. 積層型ダイアライザが広く使用されている。
❌ 誤り。現在は中空糸型が主流。
❌ 誤り。現在は中空糸型が主流。
5. 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。
❌ 誤り。生体適合性が低いほど補体活性化は多い。
❌ 誤り。生体適合性が低いほど補体活性化は多い。
【試験対策ポイント】
ダイアライザの要点:中空糸型が主流、膜は非対称構造(PS膜等)、血液と透析液は向流で濃度差を維持、生体適合性が高い=補体活性化が少ない。偏流(チャネリング)は透析効率低下の原因。
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