MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問

血液浄化療法装置第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。中空糸の束はハウジングの中で中央ほど密に詰まり、外周(ハウジングの壁の近く)はすき間が多い。

問題
ダイアライザで正しいのはどれか。
  1. 1. 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。 ✓
  2. 2. ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
  3. 3. 血液と透析液とは同じ向きに流れる。
  4. 4. 積層型ダイアライザが広く使用されている。
  5. 5. 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 64%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1番 — 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。

中空糸の束はハウジングの中で中央ほど密に詰まり、外周(ハウジングの壁の近く)はすき間が多い。透析液は抵抗の小さい外周側を流れやすく、偏った流れ(偏流)が起こる。


【各選択肢の解説】

1. 中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。
✅ 正しい(=正答)。外周部は中空糸の間のすき間が広く流れの抵抗が小さいため、透析液が外周に偏る。中央の中空糸に透析液が届きにくくなり、透析効率が下がる原因になる。
2. ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
❌ 誤り。ポリスルフォン膜は、ふるいの役目をする薄い緻密層(スキン層)と、それを支える目の粗い支持層からなる。正しくは非対称構造。
3. 血液と透析液とは同じ向きに流れる。
❌ 誤り。同じ向きだと出口付近で濃度差がなくなり、拡散の効率が落ちる。正しくは逆向き(向流)に流し、全長で濃度差を保つ。
4. 積層型ダイアライザが広く使用されている。
❌ 誤り。膜を重ねた積層型は現在ほとんど使われない。正しくは中空糸型が広く使われている。
5. 生体適合性が低い膜では補体の活性化が少ない。
❌ 誤り。補体の活性化は生体適合性が低いことの代表的な表れである。正しくは生体適合性が低い膜ほど補体の活性化は多い。

【試験対策ポイント】

項目正しい内容
主流の形中空糸型
血液と透析液の向き向流(逆向き)
合成高分子膜(ポリスルフォンなど)非対称構造
生体適合性が高い膜補体の活性化・白血球の減少が少ない
偏流透析液が外周に偏る→効率低下
📗 MEカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体機能代行装置学」でまとめて復習できます。呼吸療法・体外循環・血液浄化の3装置の原理と管理を横断整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

ME国試ノート 頻出だけを、1冊に。 9分野・全33章/過去問9回分(第31〜39回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 医学概論は無料 ▶ 「生体機能代行装置学」第3章を開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 9分野・全33章。医学概論は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第38回 全問一覧

▶ 血液浄化療法装置 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)