MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問

血液浄化療法装置第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。血液透析で溶質や水が移動するしくみは、濃度差による拡散、圧力差による濾過、膜への吸着の3つである。

問題
血液透析に該当しない現象はどれか。 a.拡散 b.濾過 c.吸着 d.分解 e.吸収
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 80.8%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番(d・e)

血液透析で溶質や水が移動するしくみは、濃度差による拡散、圧力差による濾過、膜への吸着の3つである。分解と吸収は血液透析では起こらない。


【各選択肢の解説】

a~eが血液透析に該当するか

  • a.拡散 → 該当する。濃度の高い血液側から低い透析液側へ溶質が移る、透析の主な原理。
  • b.濾過 → 該当する。膜の両側の圧力差で水と溶質を移す(除水=限外濾過)。
  • c.吸着 → 該当する。膜の材料によっては、β₂ミクログロブリンなどの物質が膜に吸着されて除かれる。
  • d.分解 → 該当しない。透析膜は物質を化学的に分解しない。
  • e.吸収 → 該当しない。透析は膜を通して物質を移すしくみで、吸収は透析の原理に含まれない。
1. a、b
❌ 誤り。拡散・濾過はどちらも血液透析の原理で、該当する。正しくは該当しないのはd・e。
2. a、e
❌ 誤り。拡散は透析の主な原理で、該当する。正しくは該当しないのはd・e。
3. b、c
❌ 誤り。濾過・吸着はどちらも血液透析で起こり、該当する。正しくは該当しないのはd・e。
4. c、d
❌ 誤り。吸着は膜の性質によって起こり、該当する。正しくは該当しないのはd・e。
5. d、e
✅ 正しい(=正答)。透析では膜を介した拡散・濾過・吸着で物質が除かれ、物質を壊す(分解)ことも、取り込む(吸収)こともない。

【試験対策ポイント】

原理駆動力主に除く物
拡散濃度差小分子(尿素・カリウムなど)
濾過圧力差水・中分子
吸着膜・吸着材との結合膜の材料による(β₂ミクログロブリンなど)
  • ひっかけ=「吸着」と「吸収」の字の取り違え
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