第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問(医用機械工学)の正答は 2 です。引張試験は試験片を引っ張って応力-ひずみ線図を得る試験で、その弾性域の傾きからヤング率が求まる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 40.9%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
引張試験は試験片を引っ張って応力-ひずみ線図を得る試験で、その弾性域の傾きからヤング率が求まる。非鉄金属は軟鋼のような明瞭な降伏点を示さないため、0.2%耐力(除荷後に0.2%の永久ひずみが残る応力)で降伏の代わりとする。
【各選択肢の解説】
a.応力-ひずみ線図が得られる。
✅ 正しい。荷重と伸びを測り、断面積と標点距離で割れば応力とひずみの関係が線図になる。
b.ヤング率を求めることができる。
✅ 正しい。応力とひずみが比例する範囲の傾き(応力÷ひずみ)がヤング率(縦弾性係数)である。
c.比例限度での応力は弾性限度の応力よりも大きい。
❌ 誤り。大小が逆。正しくは比例限度≦弾性限度で、比例限度の方が小さい(比例関係が崩れた後も、しばらくは除荷すれば元に戻る弾性の範囲が続く)。
d.上降伏点が存在する。
❌ 誤り。上降伏点・下降伏点がはっきり現れるのは軟鋼(低炭素鋼)の特徴。正しくは、アルミニウム・銅などの非鉄金属は明瞭な降伏点を示さず、0.2%耐力で代用する。
e.耐力に相当する外力を与えた場合、永久ひずみが残る。
✅ 正しい。耐力は「除荷後に規定の永久ひずみ(通常0.2%)が残る応力」と定義される。
❌ 誤り。cが誤り。正しくはa・b・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述。
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
- 線図の順:比例限度 → 弾性限度 → 降伏点(軟鋼のみ明瞭)→ 引張強さ(最大応力)→ 破断
- ヤング率=比例域の傾き
- 降伏点が出ない材料(非鉄金属など)は0.2%耐力を使う
- 弾性限度を超えると除荷しても永久(塑性)ひずみが残る
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