第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問
人体の構造と機能第38回午後
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。二糖類分解酵素(マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ)は、いずれも小腸上皮の刷子縁(微絨毛膜)にある膜結合型の酵素で、膵液には含まれない。
問題
糖質の消化・吸収について誤っているのはどれか。
- 1. α アミラーゼはデンプンをマルトースに分解する。
- 2. ラクターゼは膵臓から分泌される。 ✓
- 3. マルターゼは小腸に存在する。
- 4. スクロースを加水分解するとグルコースとフルクトースが生じる。
- 5. グルコースはNa⁺ との共輸送で小腸上皮細胞に取り込まれる。
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.6%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — ラクターゼは膵臓から分泌される。
二糖類分解酵素(マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ)は、いずれも小腸上皮の刷子縁(微絨毛膜)にある膜結合型の酵素で、膵液には含まれない。膵臓が分泌する糖質分解酵素は膵アミラーゼ。
【各選択肢の解説】
1. α アミラーゼはデンプンをマルトースに分解する。
✅ 正しい。唾液と膵液のαアミラーゼがデンプンのα-1,4結合を切り、マルトース(麦芽糖)などの小さな糖にする。
✅ 正しい。唾液と膵液のαアミラーゼがデンプンのα-1,4結合を切り、マルトース(麦芽糖)などの小さな糖にする。
2. ラクターゼは膵臓から分泌される。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、ラクターゼは小腸上皮の刷子縁にある膜消化酵素で、乳糖をグルコースとガラクトースに分解する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、ラクターゼは小腸上皮の刷子縁にある膜消化酵素で、乳糖をグルコースとガラクトースに分解する。
3. マルターゼは小腸に存在する。
✅ 正しい。小腸の刷子縁にあり、マルトースをグルコース2分子に分解する。
✅ 正しい。小腸の刷子縁にあり、マルトースをグルコース2分子に分解する。
4. スクロースを加水分解するとグルコースとフルクトースが生じる。
✅ 正しい。スクロース(ショ糖)はグルコースとフルクトースが結合した二糖で、スクラーゼで分解される。
✅ 正しい。スクロース(ショ糖)はグルコースとフルクトースが結合した二糖で、スクラーゼで分解される。
5. グルコースはNa⁺ との共輸送で小腸上皮細胞に取り込まれる。
✅ 正しい。管腔側のSGLT1がNa⁺の濃度勾配を利用してグルコースを取り込む(二次性能動輸送)。
✅ 正しい。管腔側のSGLT1がNa⁺の濃度勾配を利用してグルコースを取り込む(二次性能動輸送)。
【試験対策ポイント】
| 酵素 | 場所 | 基質 → 生成物 |
|---|---|---|
| αアミラーゼ | 唾液・膵液 | デンプン → マルトースなど |
| マルターゼ | 小腸刷子縁 | マルトース → グルコース+グルコース |
| スクラーゼ | 小腸刷子縁 | スクロース → グルコース+フルクトース |
| ラクターゼ | 小腸刷子縁 | ラクトース → グルコース+ガラクトース |
吸収:グルコース・ガラクトースはSGLT1(Na⁺共輸送)、フルクトースはGLUT5、血管側への排出はGLUT2。
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