MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問

人体の構造と機能第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。ラクターゼ(乳糖分解酵素)は小腸上皮の刷子縁(微絨毛膜)に存在する膜結合型の二糖類分解酵素であり、膵臓からは分泌されない。

問題
糖質の消化・吸収について誤っているのはどれか。
  1. 1. a アミラーゼはデンプンをマルトースに分解する。
  2. 2. ラクターゼは膵臓から分泌される。
  3. 3. マルターゼは小腸に存在する。
  4. 4. スクロースを加水分解するとグルコースとフルクトースが生じる。
  5. 5. グルコースはNa + との共輸送で小腸上皮細胞に取り込まれる。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — ラクターゼは膵臓から分泌される。

ラクターゼ(乳糖分解酵素)は小腸上皮の刷子縁(微絨毛膜)に存在する膜結合型の二糖類分解酵素であり、膵臓からは分泌されない。よって誤りは2。


【各選択肢の解説】

1. αアミラーゼはデンプンをマルトースに分解する。
✅ 正しい。唾液・膵液のαアミラーゼがデンプンを麦芽糖(マルトース)へ分解する。
2. ラクターゼは膵臓から分泌される。
❌ 誤り。ラクターゼは小腸上皮刷子縁の膜酵素。膵臓由来ではない。
3. マルターゼは小腸に存在する。
✅ 正しい。刷子縁酵素でマルトースをグルコース2分子に分解する。
4. スクロースを加水分解するとグルコースとフルクトースが生じる。
✅ 正しい。スクラーゼによりショ糖がブドウ糖+果糖に分解される。
5. グルコースはNa+との共輸送で小腸上皮細胞に取り込まれる。
✅ 正しい。SGLT1によるNa+依存性能動輸送で吸収される。

【試験対策ポイント】

二糖類分解酵素(マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ)はいずれも小腸刷子縁の膜酵素。膵液に含まれる糖質分解酵素は膵アミラーゼのみ。糖の吸収はSGLT1(Na+共輸送)、細胞外への排出はGLUT2という流れを押さえる。

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