MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問

医学的基礎第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問(医学的基礎)の正答は 4 です。iPS細胞(人工多能性幹細胞)は体細胞に初期化因子を導入して作る多能性幹細胞。

問題
iPS 細胞の説明として誤っているのはどれか。
  1. 1. 多能性をもつ。
  2. 2. 幹細胞である。
  3. 3. 体細胞由来である。
  4. 4. 移植後高率にがん化する。
  5. 5. 患者自身の細胞から作成できる。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 移植後高率にがん化する。

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は体細胞に初期化因子を導入して作る多能性幹細胞。腫瘍化リスクは指摘されるが「高率に」がん化するわけではなく、技術改良でリスクは低減されている。よって誤りは4。


【各選択肢の解説】

1. 多能性をもつ。
✅ 正しい。三胚葉すべての細胞へ分化できる多能性を持つ。
2. 幹細胞である。
✅ 正しい。自己複製能と分化能を併せ持つ幹細胞。
3. 体細胞由来である。
✅ 正しい。皮膚線維芽細胞や血液細胞など体細胞から作製する。
4. 移植後高率にがん化する。
❌ 誤り。腫瘍化リスクは課題だが「高率」は誤り。未分化細胞の除去等で対策されている。
5. 患者自身の細胞から作成できる。
✅ 正しい。自己由来のため拒絶反応を回避できる利点がある。

【試験対策ポイント】

iPS細胞=体細胞由来・自己作製可(拒絶回避)/ES細胞=受精胚由来(倫理的問題・他家)。両者とも多能性幹細胞。再生医療の基礎知識として比較で問われる。

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