MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第25問

計測工学第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第25問(計測工学)の正答は 3 です。増幅器の入力インピーダンスは容量成分を含むため、一般に信号周波数によって値が変化する(周波数依存性をもつ)。

問題
生体電気信号増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。
  1. 1. 単位にはdB を用いる。
  2. 2. 入力電圧と出力電圧との比を表す。
  3. 3. 大きさは入力信号の周波数に依存する。
  4. 4. 電極ペーストを使用すると小さくなる。
  5. 5. 信号源インピーダンスよりも小さくする。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 大きさは入力信号の周波数に依存する。

増幅器の入力インピーダンスは容量成分を含むため、一般に信号周波数によって値が変化する(周波数依存性をもつ)。よって正しいのは3。


【各選択肢の解説】

1. 単位にはdBを用いる。
❌ 誤り。インピーダンスの単位はΩ(オーム)。dBは利得・比の表現。
2. 入力電圧と出力電圧との比を表す。
❌ 誤り。それは電圧利得(増幅度)の定義。入力インピーダンスは入力電圧/入力電流。
3. 大きさは入力信号の周波数に依存する。
✅ 正しい。入力容量などにより周波数によって変化する。
4. 電極ペーストを使用すると小さくなる。
❌ 誤り。電極ペーストは電極−皮膚間インピーダンスを下げるもので、増幅器固有の入力インピーダンスは変わらない。
5. 信号源インピーダンスよりも小さくする。
❌ 誤り。逆で、信号源(電極)インピーダンスより十分大きくして信号の減衰・分圧を防ぐ。

【試験対策ポイント】

生体増幅器の要件=入力インピーダンスを高く(信号源インピーダンスより十分大)/CMRRを高く/低雑音・差動増幅。入力インピーダンスが低いと電極インピーダンスとの分圧で信号が減衰する。単位はΩ、周波数依存性ありが要点。

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