第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問
生体物理・化学現象の計測第38回午後
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。一般用の接触式電子体温計はサーミスタで温度を測る。
問題
一般用電子体温計について正しいのはどれか。
- 1. 低体温手術中の患者管理に使用できる。
- 2. 測定時間は1 ~2 秒である。
- 3. センサにサーモパイルを用いる。
- 4. ステファン・ボルツマンの法則を利用している。
- 5. 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。
一般用の接触式電子体温計はサーミスタで温度を測る。予測式は、測り始めの温度上昇のしかたから、最後に落ち着く温度(平衡温)を演算で推定して短時間で表示する。
【各選択肢の解説】
1. 低体温手術中の患者管理に使用できる。
❌ 誤り。一般用は平熱付近を1回ずつ測る機器で、低い体温域の連続監視には向かない。正しくは医療用の温度プローブで食道温・膀胱温・直腸温などの深部体温を連続で測る。
❌ 誤り。一般用は平熱付近を1回ずつ測る機器で、低い体温域の連続監視には向かない。正しくは医療用の温度プローブで食道温・膀胱温・直腸温などの深部体温を連続で測る。
2. 測定時間は1 ~2 秒である。
❌ 誤り。1〜2秒程度で測れるのは赤外線式(耳式など)。正しくは接触式の予測式でも数十秒程度、実測式では平衡に達するまでの数分以上かかる。
❌ 誤り。1〜2秒程度で測れるのは赤外線式(耳式など)。正しくは接触式の予測式でも数十秒程度、実測式では平衡に達するまでの数分以上かかる。
3. センサにサーモパイルを用いる。
❌ 誤り。サーモパイルは赤外線を受けて起電力を出すセンサで、耳式体温計に使う。正しくは接触式電子体温計のセンサはサーミスタ(温度で抵抗値が変わる半導体)。
❌ 誤り。サーモパイルは赤外線を受けて起電力を出すセンサで、耳式体温計に使う。正しくは接触式電子体温計のセンサはサーミスタ(温度で抵抗値が変わる半導体)。
4. ステファン・ボルツマンの法則を利用している。
❌ 誤り。この法則(放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例)を使うのは赤外線式体温計。正しくは接触式電子体温計は熱伝導でサーミスタを体温に近づけて測る。
❌ 誤り。この法則(放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例)を使うのは赤外線式体温計。正しくは接触式電子体温計は熱伝導でサーミスタを体温に近づけて測る。
5. 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。
✅ 正しい(=正答)。体温計の温度は体温に向けて徐々に近づいていくため、最初の上昇曲線の形から最終の平衡温を計算で予測できる。
✅ 正しい(=正答)。体温計の温度は体温に向けて徐々に近づいていくため、最初の上昇曲線の形から最終の平衡温を計算で予測できる。
【試験対策ポイント】
| 種類 | センサ | 原理 | 測定時間 |
|---|---|---|---|
| 接触式(実測式) | サーミスタ | 熱伝導・平衡温を測る | 長い(数分以上) |
| 接触式(予測式) | サーミスタ | 上昇曲線から平衡温を推定 | 数十秒程度 |
| 赤外線式(耳式など) | サーモパイル | 放射(ステファン・ボルツマンの法則) | 数秒 |
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