MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

生体物理・化学現象の計測第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。一般用(家庭用)電子体温計はサーミスタで温度を測定し、予測式では立ち上がりの温度上昇曲線から短時間で平衡温を推定する。

問題
一般用電子体温計について正しいのはどれか。
  1. 1. 低体温手術中の患者管理に使用できる。
  2. 2. 測定時間は1 ~2 秒である。
  3. 3. センサにサーモパイルを用いる。
  4. 4. ステファン・ボルツマンの法則を利用している。
  5. 5. 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。

一般用(家庭用)電子体温計はサーミスタで温度を測定し、予測式では立ち上がりの温度上昇曲線から短時間で平衡温を推定する。よって正しいのは5。


【各選択肢の解説】

1. 低体温手術中の患者管理に使用できる。
❌ 誤り。一般用電子体温計は測定範囲・精度・応答性の点で術中の連続体温管理には使えない(医療用の深部体温計等が必要)。
2. 測定時間は1〜2秒である。
❌ 誤り。予測式でも数十秒、実測式では数分を要する。1〜2秒ではない。
3. センサにサーモパイルを用いる。
❌ 誤り。接触式電子体温計のセンサはサーミスタ。サーモパイルは耳式(赤外線)体温計。
4. ステファン・ボルツマンの法則を利用している。
❌ 誤り。放射(赤外線)を利用する耳式体温計の原理。接触式電子体温計は熱伝導で測る。
5. 予測式では温度上昇曲線から平衡温を推定する。
✅ 正しい。短時間で得た温度上昇の経過から平衡温を演算で予測する。

【試験対策ポイント】

接触式電子体温計=サーミスタ+熱伝導、実測式(平衡温まで数分)と予測式(曲線から推定し短時間)がある。耳式(鼓膜)体温計=サーモパイルで赤外線放射を検出・ステファンボルツマンの法則。両者のセンサと原理の対比が頻出。

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