MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問

医用画像計測第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(医用画像計測)の正答は 4 です。光トポグラフィ(近赤外分光法・NIRS)は近赤外光で大脳皮質の血流変化(酸素化ヘモグロビン)をとらえる。

問題
光トポグラフィ装置について誤っているのはどれか。
  1. 1. 近赤外光を用いて測定する。
  2. 2. 大脳皮質を測定対象とする。
  3. 3. 発声しながら測定できる。
  4. 4. 空間分解能は1 mm 程度である。
  5. 5. 時間分解能は0.1 s 程度である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 空間分解能は1 mm程度である。

光トポグラフィ(近赤外分光法・NIRS)は近赤外光で大脳皮質の血流変化(酸素化ヘモグロビン)をとらえる。光の散乱のため空間分解能は数cm(2〜3 cm)程度と粗く、1 mmは実現できない。よって4が誤りで正答。


【各選択肢の解説】

1. 近赤外光を用いて測定する。
✅ 正しい。生体透過性の高い近赤外光(約700〜900 nm)を用いる。
2. 大脳皮質を測定対象とする。
✅ 正しい。頭皮上から届く範囲=大脳皮質表層の血流変化を測る。
3. 発声しながら測定できる。
✅ 正しい。磁場を使わず拘束も緩いため、発声・運動課題中の計測が可能(fMRIより自由度が高い)。
4. 空間分解能は1 mm程度である。
❌ 誤り。光散乱の影響で空間分解能は数cm程度と粗い。1 mmは達成できない。
5. 時間分解能は0.1 s程度である。
✅ 正しい。血流応答を捉えるのに十分な0.1 s程度の時間分解能をもつ。

【試験対策ポイント】

光トポグラフィ(NIRS)=近赤外光×大脳皮質血流。長所=非侵襲・拘束少・発声/運動下で計測可、時間分解能良(0.1 s)。短所=空間分解能が粗い(数cm)・深部は測れない。MRIやPETと分解能を対比して問われる。

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