MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第33問

各種治療機器第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第33問(各種治療機器)の正答は 4 です。心臓ペースメーカは数十〜100 Hz程度の低周波の電気パルスで心筋を刺激し、興奮・収縮を起こさせる。

問題
低周波電流を使って治療する機器はどれか。
  1. 1. 電気メス
  2. 2. レーザメス
  3. 3. サイクロトロン
  4. 4. 心臓ペースメーカ
  5. 5. マイクロ波治療器

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 心臓ペースメーカ

心臓ペースメーカは数十〜100 Hz程度の低周波の電気パルスで心筋を刺激し、興奮・収縮を起こさせる。生体は低周波電流で刺激(興奮)作用を受けるため、刺激を目的とする機器は低周波を用いる。よって4が正答。


【各選択肢の解説】

1. 電気メス
❌ 誤り。300 kHz〜数MHzの高周波電流を用い、神経・筋の刺激を避けつつ熱でジュール熱切開・凝固する。
2. レーザメス
❌ 誤り。電流ではなくレーザ光(光エネルギー)で組織を蒸散・凝固する。
3. サイクロトロン
❌ 誤り。荷電粒子を加速する装置で、粒子線治療などに用いる。低周波電流治療ではない。
4. 心臓ペースメーカ
✅ 正しい。低周波の刺激パルスで心筋を興奮させる、代表的な低周波電流治療機器。
5. マイクロ波治療器
❌ 誤り。マイクロ波(GHz帯の高周波)による誘電加熱を利用する。

【試験対策ポイント】

生体電流の周波数と作用:低周波(〜1 kHz付近まで)=刺激作用(神経・筋の興奮=ペースメーカ・電気刺激)、高周波(数百 kHz以上)=刺激作用が消え熱作用(電気メス・マイクロ波・ハイパーサーミア)。この境界の理解が頻出。

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