第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問(各種治療機器)の正答は 5 です。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 60.9%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
正しい記述はd・e。ペースメーカは徐脈を補う機器で、心室細動による突然死の予防(Brugada症候群)は植込み型除細動器(ICD)の役割である。
【各選択肢の解説】
a.慢性心房細動はDDD モードの適応である。
❌ 誤り。心房が細動していると心房を刺激しても捕捉できず、心房の感知に合わせて心室を刺激する意味もない。正しくは心室だけを刺激するVVI(R)を用いる。
b.完全房室ブロックは心房ペーシングの適応である。
❌ 誤り。心房から心室への伝導が途絶えているので、心房を刺激しても心室は動かない。正しくは心室ペーシング(VVI・DDD)が必要である。
c.Brugada 症候群は心臓ペースメーカの適応である。
❌ 誤り。問題は徐脈でなく心室細動による突然死である。正しくは植込み型除細動器(ICD)の適応である。
d.心臓再同期療法(CRT)用は心不全症例に使用する。
✅ 正しい。左右の心室の収縮のずれ(QRS幅の延長)がある心不全で、両心室を刺激して収縮をそろえ心機能を改善する。
e.モービッツⅡ型第2 度房室ブロックは心臓ペースメーカの適応である。
✅ 正しい。前触れなく房室伝導が途切れ、高度・完全房室ブロックへ進みやすいため、ペースメーカの適応となる。
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはd・eの組合せ。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはd・eの組合せ。
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはd・eの組合せ。
❌ 誤り。cが誤り。正しくはd・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
- ペースメーカ=徐脈(洞不全症候群・完全房室ブロック・モービッツⅡ型・徐脈性心房細動)
- ICD=心室細動・心室頻拍による突然死の予防(Brugada症候群など)
- CRT=心室の収縮のずれがある心不全
- 慢性心房細動=心房を使わないVVI(R)。ウェンケバッハ型(モービッツⅠ型)とⅡ型を取り違えない
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