MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問

各種治療機器第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問(各種治療機器)の正答は 3 です。CO₂レーザの波長は10.6 μm(遠赤外)で、石英ガラスファイバに吸収されて通らない。

問題
多関節マニピュレータでレーザ光を伝送する医療用レーザ装置はどれか。
  1. 1. XeCl エキシマレーザ装置
  2. 2. Nd:YAG レーザ装置
  3. 3. CO₂ レーザ装置 ✓
  4. 4. Ruby レーザ装置
  5. 5. 半導体レーザ装置

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — CO₂ レーザ装置

CO₂レーザの波長は10.6 μm(遠赤外)で、石英ガラスファイバに吸収されて通らない。そのため関節部に反射鏡を入れた多関節マニピュレータ(ミラーアーム)で光を導く。ほかの選択肢は紫外〜近赤外で、石英ファイバで伝送できる。


【各選択肢の解説】

1. XeCl エキシマレーザ装置
❌ 誤り。波長約308 nmの紫外光。正しくは石英ファイバで伝送でき、カテーテルに組み込んで冠動脈の治療に使われる。
2. Nd:YAG レーザ装置
❌ 誤り。波長1064 nmの近赤外光。正しくは石英ファイバで伝送でき、内視鏡下の凝固などに使われる。
3. CO₂ レーザ装置
✅ 正しい。10.6 μmの光は石英ファイバを透過しないため、反射鏡で光路を曲げる多関節マニピュレータで伝送する。
4. Ruby レーザ装置
❌ 誤り。波長694 nmの赤色の可視光。正しくは石英ファイバを透過する波長で、伝送路が多関節マニピュレータに限られるレーザではない。
5. 半導体レーザ装置
❌ 誤り。近赤外〜可視の光。正しくは石英ファイバで伝送でき、小型で光ファイバとの結合も容易である。

【試験対策ポイント】

レーザ波長伝送
XeClエキシマ約308 nm(紫外)ファイバ
Ruby694 nm(可視・赤)ファイバ可
Nd:YAG1064 nm(近赤外)ファイバ
半導体可視〜近赤外ファイバ
CO₂10.6 μm(遠赤外)多関節マニピュレータ

CO₂は水によく吸収されるので組織の表面で働き、切開・蒸散に向く。

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