MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問

各種治療機器第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第37問(各種治療機器)の正答は 3 です。CO2レーザは波長10.6 μm(遠赤外)で、石英ファイバでは大きく減衰し伝送できない。

問題
多関節マニピュレータでレーザ光を伝送する医療用レーザ装置はどれか。
  1. 1. XeCl エキシマレーザ装置
  2. 2. Nd:YAG レーザ装置
  3. 3. CO2 レーザ装置
  4. 4. Ruby レーザ装置
  5. 5. 半導体レーザ装置

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — CO2レーザ装置

CO2レーザは波長10.6 μm(遠赤外)で、石英ファイバでは大きく減衰し伝送できない。そのため関節部に反射鏡を組み込んだ多関節マニピュレータ(ミラーアーム)で光を導く。よって3が正答。


【各選択肢の解説】

1. XeClエキシマレーザ装置
❌ 誤り。紫外域(約308 nm)で、専用ファイバ伝送が可能。多関節マニピュレータは用いない。
2. Nd:YAGレーザ装置
❌ 誤り。波長1064 nm(近赤外)で石英ファイバ伝送が可能。内視鏡下治療に用いる。
3. CO2レーザ装置
✅ 正しい。10.6 μmの遠赤外は石英ファイバを透過できないため、反射鏡による多関節マニピュレータで伝送する。
4. Rubyレーザ装置
❌ 誤り。694 nm(可視赤)でファイバ伝送が可能。
5. 半導体レーザ装置
❌ 誤り。近赤外〜可視でファイバ伝送でき、小型でファイバ結合が容易。

【試験対策ポイント】

ファイバ伝送の可否=波長で決まる。石英ファイバは近赤外〜可視をよく透過(Nd:YAG・半導体・Ar)。CO2(10.6 μm)は遠赤外で吸収され伝送不可→多関節ミラーアームが定番の狙われどころ。CO2は水に吸収され表層蒸散・切開向き、Nd:YAGは深達性で凝固向き。

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