MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問

医用機器の安全管理第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。非接地配線方式は絶縁変圧器の二次側を大地から浮かせる配線である。

問題
病院電気設備で電路の1 線地絡時にも電力の供給を継続するのはどれか。
  1. 1. 一般非常電源
  2. 2. 無停電非常電源
  3. 3. 漏電監視装置
  4. 4. 片側接地配線方式
  5. 5. 非接地配線方式 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 78.3%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 非接地配線方式

非接地配線方式は絶縁変圧器の二次側を大地から浮かせる配線である。1本の電線が大地に触れても(1線地絡)、電流が流れて戻る閉じた回路ができないため大きな地絡電流が流れず、遮断器が働かずに電力の供給が続く。手術室など停電が許されない場所で使う。


【各選択肢の解説】

1. 一般非常電源
❌ 誤り。商用電源が停電したときに自家発電で給電を回復する設備。正しくは停電への対策で、1線地絡時に供給を続ける仕組みではない。
2. 無停電非常電源
❌ 誤り。停電の瞬間も途切れずに給電する設備(蓄電池など)。正しくは停電への対策で、地絡への対策ではない。
3. 漏電監視装置
❌ 誤り。地絡(漏電)を検出して知らせる装置で、供給を続ける仕組みそのものではない。正しくは非接地配線方式では絶縁監視装置で大地との絶縁の低下を監視し、警報を出す。
4. 片側接地配線方式
❌ 誤り。電源の1線を接地した通常の配線では、反対側の線が地絡すると大地を通る閉回路ができて大きな電流が流れる。正しくは漏電遮断器などが働いて電路が遮断され、停電する。
5. 非接地配線方式
✅ 正しい。1線地絡では閉回路ができないので遮断されず、そのまま給電を続けられる。地絡は絶縁監視装置の警報で知り、修理する。

【試験対策ポイント】

対策防ぐもの
非接地配線方式(絶縁変圧器+絶縁監視装置)1線地絡による停電
非常電源(一般・特別・無停電など)商用電源の停電
保護接地・等電位接地感電(マクロショック・ミクロショック)

非常電源の立ち上がり時間は一般が40秒以内、特別が10秒以内(JIS T 1022)。「地絡」と「停電」を取り違えさせるのがこの問題のひっかけ。

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