MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問

医用機器の安全管理第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。非接地配線方式は絶縁変圧器で電源を大地から絶縁するため、電路の一線が地絡(1点故障)しても回路が成立せず、停電せずに電力供給を継続できる。

問題
病院電気設備で電路の1 線地絡時にも電力の供給を継続するのはどれか。
  1. 1. 一般非常電源
  2. 2. 無停電非常電源
  3. 3. 漏電監視装置
  4. 4. 片側接地配線方式
  5. 5. 非接地配線方式

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 非接地配線方式

非接地配線方式は絶縁変圧器で電源を大地から絶縁するため、電路の一線が地絡(1点故障)しても回路が成立せず、停電せずに電力供給を継続できる。手術室など重要区域で採用。よって5が正答。


【各選択肢の解説】

1. 一般非常電源
❌ 誤り。商用電源停電時に自家発電で給電する非常電源。地絡時の供給継続を目的とする方式ではない。
2. 無停電非常電源
❌ 誤り。瞬断も許さず給電を継続するが、これは「停電(電源喪失)」対策であり、一線地絡時の継続を目的とする配線方式ではない。
3. 漏電監視装置
❌ 誤り。地絡(漏電)を監視・警報する装置。供給を継続する仕組みそのものではない。
4. 片側接地配線方式
❌ 誤り。一線を接地する通常方式で、地絡時は保護装置が働き遮断される。
5. 非接地配線方式
✅ 正しい。絶縁変圧器で大地から絶縁し、一線地絡でも回路が閉じず供給を継続できる。絶縁監視装置(ELD)で地絡を監視する。

【試験対策ポイント】

非接地配線方式=絶縁変圧器+絶縁監視装置(ELD)。一線地絡でも停電しないのが目的(マクロショック・不意の停電回避)。非常電源3種:一般(40秒以内)・特別(10秒以内)・瞬時特別=無停電(0秒)は「停電」対策で混同しないこと。

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