MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問

医用機器の安全管理第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問(医用機器の安全管理)の正答は 5 です。対極板コードの断線という故障が起きたとき、機器が自動的に出力を止めて安全側に移行する設計は「フェイルセーフ」である。

問題
電気メス使用時に対極板コードが断線すると電気メスの出力が自動的に遮 断される。このような安全機構はどれか。
  1. 1. 多重系
  2. 2. 警報システム
  3. 3. デッドマンシステム
  4. 4. フールプルーフ
  5. 5. フェイルセーフ

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — フェイルセーフ

対極板コードの断線という故障が起きたとき、機器が自動的に出力を止めて安全側に移行する設計は「フェイルセーフ」である。故障=安全側停止という考え方なので5が正答。


【各選択肢の解説】

1. 多重系
❌ 誤り。同じ機能を複数系統もたせ、一方が故障しても機能を維持する冗長設計。停止させる仕組みではない。
2. 警報システム
❌ 誤り。異常を知らせるが、出力を自動遮断して安全側にする概念とは異なる。
3. デッドマンシステム
❌ 誤り。操作者が操作し続けている間だけ作動する(手を離すと停止)安全機構で、本設問の趣旨と異なる。
4. フールプルーフ
❌ 誤り。誤操作をしても危険が生じないようにする設計(人的ミス対策)。故障時の自動安全化ではない。
5. フェイルセーフ
✅ 正しい。故障(断線)を検知したら出力を自動遮断し、安全な状態に移行する設計思想。

【試験対策ポイント】

安全設計の用語整理:フェイルセーフ=故障したら安全側で止まるフールプルーフ=誤操作しても事故にならない多重系(冗長)=故障しても機能継続インターロック=条件が揃わないと動かないデッドマン=押し続けている間だけ作動。混同しやすいので定義で区別する。

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