第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問(医用機器の安全管理)の正答は 2 です。正しい記述はa・b・e。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 56.5%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
正しい記述はa・b・e。医用テレメータは420〜450 MHz帯の微弱な電波(特定小電力無線局)を使うので、混信対策はチャネルの管理、受信が弱い所は受信側(アンテナ・ブースタ)で補う。送信出力を上げることはできない。
【各選択肢の解説】
a.隣接チャネルの使用は受信障害の原因になる。
✅ 正しい。周波数が近いチャネルを近くで使うと電波が漏れ込み、混信や受信障害が起こる。このためチャネルの割り当て(ゾーン配置)を管理する。
b.近隣病院の医用テレメータとの混信がありうる。
✅ 正しい。同じ周波数帯を使うため、近くの病院で同じチャネルを使っていると電波が届いて混信しうる。
c.携帯電話の電波は医用テレメータの受信に影響を及ぼす。
❌ 誤り。携帯電話はテレメータと別の周波数帯を使う。正しくは通常、携帯電話の電波はテレメータの受信に影響しない。受信障害の原因はチャネルの重なり・電波の弱さ・機器の雑音などである。
d.受信範囲を広げるには送信機の出力を上げる。
❌ 誤り。送信出力は電波法令で上限が決められ、利用者が上げることはできない。正しくは受信アンテナの配置を増やす・ブースタを入れるなど受信側で範囲を広げる。
e.受信アンテナシステムにはブースタを設置する。
✅ 正しい。アンテナケーブルを延ばすと信号が減衰するため、ブースタ(増幅器)で受信信号を補う。
❌ 誤り。cが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 医用テレメータ=420〜450 MHz帯・特定小電力無線局=送信出力は上げられない
- 混信対策=チャネル(ゾーン)の管理、受信不良の対策=受信アンテナの増設・ブースタ
- 携帯電話は別の周波数帯=テレメータの受信には通常影響しない
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