MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問

医用機器の安全管理第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問(医用機器の安全管理)の正答は 2 です。各記述の正誤は下記のとおり。

問題
医用テレメータの電波受信について正しいのはどれか。 a.隣接チャネルの使用は受信障害の原因になる。 b.近隣病院の医用テレメータとの混信がありうる。 c.携帯電話の電波は医用テレメータの受信に影響を及ぼす。 d.受信範囲を広げるには送信機の出力を上げる。 e.受信アンテナシステムにはブースタを設置する。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、b、e

各記述の正誤は下記のとおり。正しいのはa・b・eで、その組合せは選択肢2番。


【各選択肢の解説】

a.隣接チャネルの使用は受信障害の原因になる。
→ ✅ 正しい。隣接チャネルの電波が漏れ込み混信・受信障害の原因になるため、チャネル管理(ゾーン配置)が必要。

b.近隣病院の医用テレメータとの混信がありうる。
→ ✅ 正しい。同一周波数帯を使うため、電波が届けば近隣施設との混信が起こりうる。

c.携帯電話の電波は医用テレメータの受信に影響を及ぼす。
→ ❌ 誤り。医用テレメータは420〜450 MHz帯で、携帯電話とは別帯域のため通常は受信に影響しない。

d.受信範囲を広げるには送信機の出力を上げる。
→ ❌ 誤り。送信機出力は電波法で微弱(1 mW以下)に規定され上げられない。範囲拡大は受信アンテナ側で対応する。

e.受信アンテナシステムにはブースタを設置する。
→ ✅ 正しい。受信感度を補うため受信側にブースタ(増幅器)を設置する。

よって正しいのはa・b・e → 選択肢2番。

1. a、b、c ❌ 2. a、b、e ✅ 3. a、d、e ❌ 4. b、c、d ❌ 5. c、d、e ❌

【試験対策ポイント】

医用テレメータ=420〜450 MHz・特定小電力(送信出力は上げられない)。混信対策はチャネル/ゾーン管理・カラーコード(同一色の重複配置回避)・受信アンテナ+ブースタで行う。携帯電話帯とは別帯域だが、電気メス等のノイズや金属遮蔽で受信不良は起こる。

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