MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第50問

電気工学第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第50問(電気工学)の正答は 3 です。図1は入力側に直列のキャパシタ(1 μF)、出力を抵抗Rの両端から取るCR微分回路(高域通過)。

問題
図1 の回路の入出力波形が図2 であった。抵抗の大きさR[kΩ]に最も近いのはどれか。
第38回午後第50問 図
  1. 1. 1
  2. 2. 3.7
  3. 3. 10 ✓
  4. 4. 37
  5. 5. 100

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 10

図1は入力側に直列のキャパシタ(1 μF)、出力を抵抗Rの両端から取るCR微分回路(高域通過)。図2では方形波の立ち上がりで出力が2.0 Vに跳ね、その後0.01 sで0.74 Vまで指数関数的に下がる。0.74/2.0=0.37≒e⁻¹なので、0.01 sが時定数τである。


【各選択肢の解説】

途中式:
出力 v(t) = 2.0·e^(−t/τ)
0.74 = 2.0·e^(−0.01/τ) → e^(−0.01/τ) = 0.37 ≒ e⁻¹
τ = 0.01 s
τ = CR より R = τ/C = 0.01 ÷ (1×10⁻⁶) = 1×10⁴ Ω = 10 kΩ

1. 1
❌ 誤り。τ=1 msとなり、0.01 s後の出力は2.0·e⁻¹⁰でほぼ0 Vになる。正しくは10 kΩ。
2. 3.7
❌ 誤り。比0.37を抵抗値と取り違えさせる値。τ=3.7 msでは0.01 s後に約0.13 Vまで下がる。正しくは10 kΩ。
3. 10
✅ 正しい。τ=1 μF × 10 kΩ = 0.01 sで、0.01 s後に初めの約37 %(0.74 V)になる。
4. 37
❌ 誤り。τ=37 msでは0.01 s後もまだ約1.5 Vある。正しくは10 kΩ。
5. 100
❌ 誤り。τ=0.1 sでは0.01 s後も約1.8 Vとほとんど下がらない。正しくは10 kΩ。

【試験対策ポイント】

  • 時定数τ=CR[s]。τ経過で、減っていく量は初めの約37 %(e⁻¹)、増えていく量は最終値の約63 %
  • μF × kΩ = ms(1 μF × 10 kΩ = 10 ms)
  • 出力を抵抗から取るのが微分回路、キャパシタから取るのが積分回路
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