第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問
呼吸療法装置第38回午後
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。陽圧式人工呼吸では吸気時に胸腔内圧が上がる。
問題
陽圧式人工呼吸に伴う生体への影響について正しいのはどれか。
- 1. 尿量の増加
- 2. 中心静脈圧の低下
- 3. 静脈還流の増加
- 4. 心拍出量の増加
- 5. 頭蓋内圧の上昇 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.9%やさしい
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 頭蓋内圧の上昇
陽圧式人工呼吸では吸気時に胸腔内圧が上がる。これが起点となり、静脈還流が減って心拍出量が下がる一方、胸腔内の大静脈の圧(中心静脈圧)は上がり、頭部からの静脈血が戻りにくくなって頭蓋内圧が上がる。
【各選択肢の解説】
1. 尿量の増加
❌ 誤り。心拍出量の低下で腎血流が減り、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌も増える。正しくは尿量は減少する。
❌ 誤り。心拍出量の低下で腎血流が減り、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌も増える。正しくは尿量は減少する。
2. 中心静脈圧の低下
❌ 誤り。胸腔内圧の上昇が胸腔内の大静脈に伝わる。正しくは中心静脈圧は上昇する。
❌ 誤り。胸腔内圧の上昇が胸腔内の大静脈に伝わる。正しくは中心静脈圧は上昇する。
3. 静脈還流の増加
❌ 誤り。胸腔内圧が上がると末梢と右心房の圧較差が小さくなる。正しくは静脈還流は減少する。
❌ 誤り。胸腔内圧が上がると末梢と右心房の圧較差が小さくなる。正しくは静脈還流は減少する。
4. 心拍出量の増加
❌ 誤り。静脈還流(前負荷)が減るため。正しくは心拍出量は低下する。
❌ 誤り。静脈還流(前負荷)が減るため。正しくは心拍出量は低下する。
5. 頭蓋内圧の上昇
✅ 正しい(=正答)。中心静脈圧の上昇で頭部の静脈血が心臓へ戻りにくくなり、頭蓋内圧が上がる。
✅ 正しい(=正答)。中心静脈圧の上昇で頭部の静脈血が心臓へ戻りにくくなり、頭蓋内圧が上がる。
【試験対策ポイント】
陽圧換気は「胸腔内圧↑」から順に追う。
| 上がるもの | 下がるもの |
|---|---|
| 胸腔内圧・中心静脈圧・頭蓋内圧・ADH | 静脈還流・心拍出量・血圧・腎血流・尿量 |
PEEPを高くするほどこの影響は強くなる。
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