MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問

呼吸療法装置第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。陽圧式人工呼吸(IPPV)は吸気時に胸腔内圧を上昇させる。

問題
陽圧式人工呼吸に伴う生体への影響について正しいのはどれか。
  1. 1. 尿量の増加
  2. 2. 中心静脈圧の低下
  3. 3. 静脈還流の増加
  4. 4. 心拍出量の増加
  5. 5. 頭蓋内圧の上昇

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 頭蓋内圧の上昇

陽圧式人工呼吸(IPPV)は吸気時に胸腔内圧を上昇させる。これにより静脈還流が妨げられ、頭部からの静脈還流も低下して頭蓋内圧が上昇する。他はすべて逆方向の変化。


【各選択肢の解説】

1. 尿量の増加
❌ 誤り。心拍出量・腎血流低下+ADH増加で尿量は減少する。
2. 中心静脈圧の低下
❌ 誤り。胸腔内圧上昇で中心静脈圧は上昇する。
3. 静脈還流の増加
❌ 誤り。胸腔内圧上昇で静脈還流は減少する。
4. 心拍出量の増加
❌ 誤り。静脈還流減少により心拍出量は低下する。
5. 頭蓋内圧の上昇
✅ 正しい。胸腔内圧↑→頭部からの静脈還流↓→頭蓋内圧↑。

【試験対策ポイント】

陽圧換気=胸腔内圧↑がすべての起点。静脈還流↓→心拍出量↓→血圧↓・尿量↓、一方で中心静脈圧↑・頭蓋内圧↑。PEEPで顕著になる。

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