第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。在宅NPPV(非侵襲的陽圧換気)は、気管切開をせずマスクで換気を補助する方法。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 66.7%標準
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
在宅NPPV(非侵襲的陽圧換気)は、気管切開をせずマスクで換気を補助する方法。気管切開を要するTPPV(気管切開下陽圧換気)より侵襲が小さく、在宅ではNPPVの使用症例の方が多い(d)。換気を補助することで呼吸筋の仕事を減らす(e)。
【各選択肢の解説】
a.夜間は酸素吸入療法を用いることが多い。
❌ 誤り。COPDの在宅NPPVは主に夜間の睡眠中に装着して換気を補助する。酸素吸入だけでは高二酸化炭素血症は改善しないため、正しくは夜間の換気補助はNPPVで行い、酸素が必要ならNPPVに付加する。
b.排痰の多い症例でも安全に使用できる。
❌ 誤り。マスク換気では気道の分泌物を吸引しにくく、気道を守れない。正しくは分泌物の多い例はNPPVに向かない(気管切開下のTPPVなら吸引できる)。
c.TPPV に比べて患者への侵襲は大きい。
❌ 誤り。正しくはNPPVは気管切開をしないので、TPPVより侵襲は小さい。
d.TPPV よりも使用症例が多い。
✅ 正しい。導入しやすく侵襲が小さいため、在宅人工呼吸ではNPPVの方が多い。
e.換気補助による呼吸筋の負担を軽減できる。
✅ 正しい。吸気を陽圧で補助し、呼吸筋の仕事量を減らして休ませる。
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。c(侵襲はNPPVの方が小さい)が誤り。正しくはd・e。
✅ 正しい(=正答)。正しい記述d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| NPPV | TPPV | |
|---|---|---|
| 接続 | マスク | 気管切開チューブ |
| 侵襲 | 小さい | 大きい |
| 気道の保護・吸引 | できない | できる |
| 向かない例 | 分泌物が多い・意識障害・マスクが合わない | — |
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