MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問

体外循環・補助循環第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。送血による大動脈解離が疑われたら、送血を止める・減らして解離の拡大を防ぎ、低体温で臓器を守りながら、経食道エコーで解離の有無と範囲を確かめ、送血部位を変える。

問題
人工心肺による体外循環離脱時に大動脈解離が疑われた場合、行う処置はどれか。 a.灌流温を下げる。 b.送血量を上げる。 c.IABP を挿入する。 d.ヘパリンを追加する。 e.経食道エコーで確認する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 81.8%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

送血による大動脈解離が疑われたら、送血を止める・減らして解離の拡大を防ぎ、低体温で臓器を守りながら、経食道エコーで解離の有無と範囲を確かめ、送血部位を変える。


【各選択肢の解説】

a.灌流温を下げる。
✅ 正しい。送血を減らす・止める間の臓器の酸素需要を下げ、脳や臓器を保護する。

b.送血量を上げる。
❌ 誤り。偽腔へ血液を押し込み解離を広げる。正しくは送血を止める・減らす。

c.IABP を挿入する。
❌ 誤り。大動脈解離はIABPの禁忌。正しくは挿入しない。

d.ヘパリンを追加する。
❌ 誤り。抗凝固の追加は解離への処置ではない。正しくは送血の停止・減量と送血部位の変更が処置で、ヘパリンはACTを見て通常どおり管理する。

e.経食道エコーで確認する。
✅ 正しい。術中に大動脈の内膜の剥がれ(フラップ)と範囲を確かめられる。

1. a、b
❌ 誤り。bは解離を広げる。正しくはa・e(選択肢2)。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・e。
4. c、d
❌ 誤り。cは禁忌、dは解離への処置でない。正しくはa・e。
5. d、e
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・e。

【試験対策ポイント】

  • 送血による大動脈解離の対応=送血停止・減量 → 低体温 → 経食道エコーで確認 → 送血部位の変更
  • IABPの禁忌=大動脈解離・高度の大動脈弁閉鎖不全・胸部や腹部の大動脈瘤
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✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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