第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問
体外循環・補助循環第38回午後
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。PCPSは遠心ポンプ+膜型人工肺の閉鎖回路で、大腿静脈から脱血し大腿動脈へ送血して心臓と肺の両方を補助する(静脈-動脈のECMO)。
問題
経皮的心肺補助装置(PCPS)で正しいのはどれか。
- 1. 全身麻酔を要する。
- 2. 拍動流ポンプを使用する。
- 3. ワルファリンを使用する。
- 4. 人工肺を使用する。 ✓
- 5. 左室の後負荷を軽減させる。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 68.2%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 人工肺を使用する。
PCPSは遠心ポンプ+膜型人工肺の閉鎖回路で、大腿静脈から脱血し大腿動脈へ送血して心臓と肺の両方を補助する(静脈-動脈のECMO)。ガス交換を担うのが人工肺である。
【各選択肢の解説】
1. 全身麻酔を要する。
❌ 誤り。カニューレは経皮的(穿刺)に挿入でき、正しくは局所麻酔で導入できる。心停止・ショックの現場で素早く始められるのが利点である。
❌ 誤り。カニューレは経皮的(穿刺)に挿入でき、正しくは局所麻酔で導入できる。心停止・ショックの現場で素早く始められるのが利点である。
2. 拍動流ポンプを使用する。
❌ 誤り。正しくは遠心ポンプ(連続流)を使う。
❌ 誤り。正しくは遠心ポンプ(連続流)を使う。
3. ワルファリンを使用する。
❌ 誤り。導入・維持の抗凝固は効果をすぐ調節できるヘパリン(またはナファモスタット)で、ACTやAPTTを見て量を決める。正しくはヘパリンを使う。
❌ 誤り。導入・維持の抗凝固は効果をすぐ調節できるヘパリン(またはナファモスタット)で、ACTやAPTTを見て量を決める。正しくはヘパリンを使う。
4. 人工肺を使用する。
✅ 正しい(=正答)。脱血した静脈血に人工肺で酸素を加え二酸化炭素を除くため、肺の働きも代行できる。
✅ 正しい(=正答)。脱血した静脈血に人工肺で酸素を加え二酸化炭素を除くため、肺の働きも代行できる。
5. 左室の後負荷を軽減させる。
❌ 誤り。大腿動脈から大動脈を逆行して送血するため、正しくは左室の後負荷を増やす。左室が拡張したり肺うっ血が起きたりすることがあり、IABPなどを併用して後負荷を下げる。
❌ 誤り。大腿動脈から大動脈を逆行して送血するため、正しくは左室の後負荷を増やす。左室が拡張したり肺うっ血が起きたりすることがあり、IABPなどを併用して後負荷を下げる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | PCPS |
|---|---|
| ポンプ | 遠心ポンプ |
| ガス交換 | 膜型人工肺 |
| 挿入 | 経皮的・局所麻酔 |
| 抗凝固 | ヘパリン |
| 左室への影響 | 後負荷↑ |
IABPは後負荷を下げる、PCPSは後負荷を上げる=向きの入れ替えが頻出のひっかけ。
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