第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。透析液は血漿に近いNaを基準に、下げたいもの(K)は低く、補いたいもの(HCO₃⁻)は血漿より高めに作る。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 81%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
透析液は血漿に近いNaを基準に、下げたいもの(K)は低く、補いたいもの(HCO₃⁻)は血漿より高めに作る。ブドウ糖は血糖と同じ程度の100〜150 mg/dLである。
【各選択肢の解説】
a.Na⁺ ― 135~140 mEq/L
✅ 正しい。血漿とほぼ同じにし、Naの過不足による血圧の変動を防ぐ。
b.K⁺ ― 2.0~2.5 mEq/L
✅ 正しい。血漿より低くして、腎不全でたまったKを拡散で除く。
c.グルコース ― 1000~1500 mg/dL
❌ 誤り。10倍の値。正しくは100〜150 mg/dL程度で、血糖を急に下げないための量である。
d.HCO₃⁻ ― 40~45 mEq/L
❌ 誤り。高すぎてアルカローシスを招く。正しくは25〜35 mEq/L程度で、代謝性アシドーシスを補正する。
e.Ca²⁺ ― 2.5~3.5 mEq/L
✅ 正しい。標準的な透析液のCa濃度の範囲である。
❌ 誤り。cが10倍の値。正しくはa・b・e(選択肢2)。
✅ 正しい(=正答)。
❌ 誤り。dが高すぎる。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
| 成分 | 透析液の目安 | 血漿との関係 |
|---|---|---|
| Na⁺ | 約140 mEq/L | ほぼ同じ |
| K⁺ | 2.0 mEq/L前後 | 低い(除く) |
| Ca²⁺ | 2.5〜3.5 mEq/L | 同程度 |
| HCO₃⁻ | 25〜35 mEq/L | 高め(補う) |
| ブドウ糖 | 100〜150 mg/dL | 同程度 |
ひっかけは桁の入れ替え(ブドウ糖の10倍)とHCO₃⁻の上げすぎ。
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