MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問

生体物性第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問(生体物性)の正答は 5 です。蛍光は、光を吸収して励起状態になった分子が基底状態に戻るときに光を出す現象。

問題
蛍(けい)光について正しいのはどれか。 a.生体は蛍光を発生しない。 b.蛍光発光によりエネルギー準位が上がる。 c.蛍光発光の波長は物質によらず一定である。 d.励起光とは異なる波長で発光する。 e.励起状態から基底状態への遷移により発光する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 34.8%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番(d・e)

蛍光は、光を吸収して励起状態になった分子が基底状態に戻るときに光を出す現象。戻る前にエネルギーの一部を熱などで失うため、出る光は励起光より長い波長になる(ストークスシフト)。


【各選択肢の解説】

a.生体は蛍光を発生しない。
❌ 誤り。正しくは生体も蛍光を発する(自家蛍光)。コラーゲンやNADHなどが発する。

b.蛍光発光によりエネルギー準位が上がる。
❌ 誤り。準位が上がるのは光を吸収したとき。正しくは発光でエネルギーを放出し準位は下がる。

c.蛍光発光の波長は物質によらず一定である。
❌ 誤り。正しくは物質ごとに固有の蛍光スペクトルをもつ。この違いを使って物質を見分ける。

d.励起光とは異なる波長で発光する。
✅ 正しい。吸収したエネルギーの一部が光にならずに失われるため、励起光より長い波長で発光する。

e.励起状態から基底状態への遷移により発光する。
✅ 正しい。高い準位から低い準位へ移るときのエネルギー差が光として出る。

1. a、b
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはd・e(選択肢5)。
2. a、e
❌ 誤り。aが誤り。正しくはd・e。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはd・e。
4. c、d
❌ 誤り。cが誤り。正しくはd・e。
5. d、e
✅ 正しい(=正答)。

【試験対策ポイント】

現象準位の動き波長
吸収(励起)基底→励起(上がる)励起光
蛍光励起→基底(下がる)励起光より長い

りん光は蛍光より発光が長く続く。医療ではICG蛍光造影などに使う。

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