MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問

生体物性第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問(生体物性)の正答は 3 です。能動輸送は濃度勾配に逆らってATPのエネルギーを使い物質を運ぶ機構。

問題
能動輸送はどれか。
  1. 1. 糸球体における尿素の移動
  2. 2. 毛細血管から腹腔への水の移動
  3. 3. 細胞内から細胞外へのNa + の移動
  4. 4. 毛細血管から組織への酸素の移動
  5. 5. 毛細血管から肺胞への二酸化炭素の移動 1 kX A L

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 細胞内から細胞外へのNa⁺の移動

能動輸送は濃度勾配に逆らってATPのエネルギーを使い物質を運ぶ機構。細胞内から細胞外へのNa⁺の移動はNa⁺/K⁺-ATPase(ナトリウムポンプ)による能動輸送。他はすべて受動的な移動(拡散・濾過・浸透)。


【各選択肢の解説】

1. 糸球体における尿素の移動
❌ 誤り。濾過・拡散による受動的な移動。
2. 毛細血管から腹腔への水の移動
❌ 誤り。濾過・浸透による受動的な移動。
3. 細胞内から細胞外へのNa⁺の移動
✅ 正しい。ナトリウムポンプによる能動輸送(濃度勾配に逆行)。
4. 毛細血管から組織への酸素の移動
❌ 誤り。分圧差に従う拡散(受動)。
5. 毛細血管から肺胞への二酸化炭素の移動
❌ 誤り。分圧差に従う拡散(受動)。

【試験対策ポイント】

受動輸送(拡散・浸透・濾過=エネルギー不要、勾配に従う)と能動輸送(ポンプ、ATP消費、濃度勾配に逆行)を区別。代表はNa⁺/K⁺ポンプ・Ca²⁺ポンプ。透析・人工肺の物質移動(拡散・限外濾過)の理解にも直結。

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