MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問

生体物性第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問(生体物性)の正答は 3 です。能動輸送は、ATPのエネルギーを使って濃度勾配に逆らって物質を運ぶしくみ。

問題
能動輸送はどれか。
  1. 1. 糸球体における尿素の移動
  2. 2. 毛細血管から腹腔への水の移動
  3. 3. 細胞内から細胞外へのNa⁺の移動 ✓
  4. 4. 毛細血管から組織への酸素の移動
  5. 5. 毛細血管から肺胞への二酸化炭素の移動

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-19)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 細胞内から細胞外へのNa⁺の移動

能動輸送は、ATPのエネルギーを使って濃度勾配に逆らって物質を運ぶしくみ。Na⁺は細胞外に多く細胞内に少ないので、細胞内から外へ運ぶには勾配に逆らう必要があり、Na⁺/K⁺ポンプが担う。


【各選択肢の解説】

1. 糸球体における尿素の移動
❌ 誤り。正しくは血圧(静水圧)で血漿成分がこし出される濾過による受動的な移動である。
2. 毛細血管から腹腔への水の移動
❌ 誤り。正しくは静水圧や浸透圧の差による濾過・浸透で、受動的な移動である。
3. 細胞内から細胞外へのNa⁺の移動
✅ 正しい(=正答)。Na⁺/K⁺-ATPaseがATPを分解し、Na⁺を細胞外へ、K⁺を細胞内へ勾配に逆らって運ぶ。
4. 毛細血管から組織への酸素の移動
❌ 誤り。正しくは酸素分圧の高い血液から低い組織へ向かう拡散(受動輸送)である。
5. 毛細血管から肺胞への二酸化炭素の移動
❌ 誤り。正しくは二酸化炭素分圧の高い血液から低い肺胞へ向かう拡散(受動輸送)である。

【試験対策ポイント】

輸送向きエネルギー例
拡散濃度・分圧の高→低不要肺胞・組織のガス交換、透析の溶質除去
濾過圧の高→低不要糸球体濾過、透析の限外濾過
能動輸送濃度勾配に逆らうATPNa⁺/K⁺ポンプ
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