第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問
人体の構造と機能第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。TCAサイクルは、アセチルCoAの炭素を酸化してCO₂として2分子放出し、取り出した水素(電子)をNADH・FADH₂に渡す回路である。
問題
TCA サイクル(クエン酸回路)が1 周するまでの反応について正しいのはどれか。
- 1. 水素を消費する。
- 2. 酸素を消費する。
- 3. 二酸化炭素が生じる。 ✓
- 4. NAD⁺ が生じる。
- 5. ピルビン酸とクエン酸が反応してオキサロ酢酸が生じる。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.6%難問
73人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 二酸化炭素が生じる。
TCAサイクルは、アセチルCoAの炭素を酸化してCO₂として2分子放出し、取り出した水素(電子)をNADH・FADH₂に渡す回路である。酸素を直接使うのは、その後の電子伝達系である。
【各選択肢の解説】
1. 水素を消費する。
❌ 誤り。脱水素酵素が基質から水素を取り出す。正しくは水素はNADH・FADH₂として生じる側である。
❌ 誤り。脱水素酵素が基質から水素を取り出す。正しくは水素はNADH・FADH₂として生じる側である。
2. 酸素を消費する。
❌ 誤り。TCAサイクルの反応自体に酸素は登場しない。正しくは酸素はミトコンドリア内膜の電子伝達系で最終の電子受容体として消費され、水になる。
❌ 誤り。TCAサイクルの反応自体に酸素は登場しない。正しくは酸素はミトコンドリア内膜の電子伝達系で最終の電子受容体として消費され、水になる。
3. 二酸化炭素が生じる。
✅ 正しい(=正答)。イソクエン酸→α-ケトグルタル酸、α-ケトグルタル酸→スクシニルCoAの2つの脱炭酸反応で、1周に2分子のCO₂が出る。
✅ 正しい(=正答)。イソクエン酸→α-ケトグルタル酸、α-ケトグルタル酸→スクシニルCoAの2つの脱炭酸反応で、1周に2分子のCO₂が出る。
4. NAD⁺ が生じる。
❌ 誤り。NAD⁺は水素を受け取る側である。正しくはNAD⁺が消費されてNADHが生じる(1周で3分子)。
❌ 誤り。NAD⁺は水素を受け取る側である。正しくはNAD⁺が消費されてNADHが生じる(1周で3分子)。
5. ピルビン酸とクエン酸が反応してオキサロ酢酸が生じる。
❌ 誤り。正しくはアセチルCoAとオキサロ酢酸が結合してクエン酸が生じるのが最初の反応である。ピルビン酸はTCAサイクルに入る前にアセチルCoAに変えられる。
❌ 誤り。正しくはアセチルCoAとオキサロ酢酸が結合してクエン酸が生じるのが最初の反応である。ピルビン酸はTCAサイクルに入る前にアセチルCoAに変えられる。
【試験対策ポイント】
TCAサイクル1周で生じるもの(アセチルCoA 1分子あたり)
| 生成物 | 数 |
|---|---|
| CO₂ | 2 |
| NADH | 3 |
| FADH₂ | 1 |
| GTP(ATP) | 1 |
酸素の消費とATPの大量合成は電子伝達系。TCAサイクルと取り違えない。
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