MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問

人体の構造と機能第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。TCAサイクル(クエン酸回路)は1周でアセチルCoA由来の炭素を酸化し、イソクエン酸→α-ケトグルタル酸、α-ケトグルタル酸→スクシニルCoAの脱炭酸で計2分子のCO2を生じる。

問題
TCA サイクル(クエン酸回路)が1 周するまでの反応について正しいのは どれか。
  1. 1. 水素を消費する。
  2. 2. 酸素を消費する。
  3. 3. 二酸化炭素が生じる。
  4. 4. NAD + が生じる。
  5. 5. ピルビン酸とクエン酸が反応してオキサロ酢酸が生じる。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 二酸化炭素が生じる。

TCAサイクル(クエン酸回路)は1周でアセチルCoA由来の炭素を酸化し、イソクエン酸→α-ケトグルタル酸、α-ケトグルタル酸→スクシニルCoAの脱炭酸で計2分子のCO2を生じる。NADH・FADH2(水素)を産生し、酸素は直接消費しない。


【各選択肢の解説】

1. 水素を消費する。
❌ 誤り。回路はNADH・FADH2という形で水素(還元当量)を生じる(消費ではない)。
2. 酸素を消費する。
❌ 誤り。TCA回路自体は酸素を直接使わない。酸素消費は電子伝達系で起こる。
3. 二酸化炭素が生じる。
✅ 正しい。1周で2分子のCO2が脱炭酸反応で生じる。
4. NAD+が生じる。
❌ 誤り。NAD+はNADHへ還元される(NAD+は消費側)。生じるのはNADH。
5. ピルビン酸とクエン酸が反応してオキサロ酢酸が生じる。
❌ 誤り。オキサロ酢酸とアセチルCoAが縮合してクエン酸が生じるのが回路の起点。

【試験対策ポイント】

  • TCA回路1周の収支:NADH×3・FADH2×1・GTP(ATP)×1・CO2×2
  • 場所はミトコンドリアのマトリックス。酸素を使うのは電子伝達系(酸化的リン酸化)。
  • 解糖系(細胞質・嫌気で進む)との場所・酸素要求の違いを整理する。
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