第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。自律神経作用薬は、副交感神経(コリン)系と交感神経(α・β)系のどちらを強めるか弱めるかで作用を考える。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 50%難問
70人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
自律神経作用薬は、副交感神経(コリン)系と交感神経(α・β)系のどちらを強めるか弱めるかで作用を考える。コリン作動薬は排尿を促し、抗コリン薬は腸の動きを抑え、β遮断薬は心拍数を下げる。
【各選択肢の解説】
a.コリン作動薬は排尿作用がある。
✅ 正しい。副交感神経の作用で膀胱の排尿筋が収縮し、排尿が促される(低緊張性膀胱による排尿困難に用いる)。
b.抗コリン作動薬は便秘を起こす。
✅ 正しい。副交感神経を遮断して腸の蠕動が落ちるため、便秘が代表的な副作用である。口渇・尿閉も起こる。
c.α 受容体遮断薬は血圧を上げる。
❌ 誤り。正しくは血管平滑筋のα₁受容体を遮断して血管を広げ、血圧を下げる(降圧薬として用いる)。
d.β 受容体作動薬は止血に用いられる。
❌ 誤り。正しくはβ₂作動薬は気管支を広げ気管支喘息に、β₁作動薬は心収縮力を高め心不全に用いる。止血には用いない。
e.β 受容体遮断薬は心拍数を下げる。
✅ 正しい。心臓のβ₁受容体を遮断し、心拍数と心収縮力を下げる。
❌ 誤り。cは血圧を下げる。正しくはa・b・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい。
❌ 誤り。dは止血に用いない。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
| 薬 | 主な作用 |
|---|---|
| コリン作動薬 | 排尿促進・腸蠕動促進・徐脈 |
| 抗コリン薬 | 便秘・口渇・尿閉・頻脈・散瞳 |
| α₁遮断薬 | 血管拡張→降圧 |
| β₁遮断薬 | 心拍数・心収縮力の低下 |
| β₂作動薬 | 気管支拡張 |
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