第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問
人体の構造と機能第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問(人体の構造と機能)の正答は 4 です。血中CO2は主に重炭酸イオン(HCO3-)として約70%運搬され、約20%強はヘモグロビンと結合したカルバミノ化合物、残りが溶解CO2。
問題
血液中のCO2 について正しいのはどれか。
- 1. 半分程度がHCO3 - の状態で存在している。
- 2. 過換気を続けると血液CO2 分圧は上がる。
- 3. 肺胞でのCO2 の拡散能はO2 よりも低い。
- 4. ヘモグロビンと結合しているものがある。 ✓
- 5. 代謝性アルカローシスの呼吸代償では血液CO2 分圧は下がる。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — ヘモグロビンと結合しているものがある。
血中CO2は主に重炭酸イオン(HCO3-)として約70%運搬され、約20%強はヘモグロビンと結合したカルバミノ化合物、残りが溶解CO2。したがって「ヘモグロビンと結合しているものがある」は正しい。
【各選択肢の解説】
1. 半分程度がHCO3-の状態で存在している。
❌ 誤り。HCO3-としての運搬は約70%で「半分程度」より多い。
❌ 誤り。HCO3-としての運搬は約70%で「半分程度」より多い。
2. 過換気を続けると血液CO2分圧は上がる。
❌ 誤り。過換気ではCO2が多く排出され、PaCO2は下がる(呼吸性アルカローシス)。
❌ 誤り。過換気ではCO2が多く排出され、PaCO2は下がる(呼吸性アルカローシス)。
3. 肺胞でのCO2の拡散能はO2よりも低い。
❌ 誤り。CO2の拡散能はO2の約20倍高い(溶解度が高いため)。
❌ 誤り。CO2の拡散能はO2の約20倍高い(溶解度が高いため)。
4. ヘモグロビンと結合しているものがある。
✅ 正しい。カルバミノヘモグロビンとして約20〜23%が運搬される。
✅ 正しい。カルバミノヘモグロビンとして約20〜23%が運搬される。
5. 代謝性アルカローシスの呼吸代償では血液CO2分圧は下がる。
❌ 誤り。代償で換気を抑えるためPaCO2は上がる(CO2を貯めてpHを下げる方向)。
❌ 誤り。代償で換気を抑えるためPaCO2は上がる(CO2を貯めてpHを下げる方向)。
【試験対策ポイント】
- CO2運搬:HCO3-約70%・カルバミノHb約23%・溶解7%。
- 代償の向き:代謝性アシドーシス→過換気でPaCO2↓、代謝性アルカローシス→換気抑制でPaCO2↑。
- CO2はO2より拡散しやすい(拡散障害ではまずO2が低下=低酸素血症が先行)。
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