MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第9問

人体の構造と機能第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第9問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。自由に濾過される物質の濾過量は「血漿中濃度×糸球体濾過量」で求まる。

問題
ある物質A の血漿中濃度が30 mg/dL、1 分間の尿中排泄量が11 mg であった。糸球体濾過量が120 mL/min のとき、物質A は濾過されたうちのおよそ何%が排泄されているか。 ただし、物質A は血中で代謝を受けず糸球体で自由に濾過されるものとする。
  1. 1. 10%
  2. 2. 30% ✓
  3. 3. 50%
  4. 4. 70%
  5. 5. 90%

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 64.3%標準

56人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 30%

自由に濾過される物質の濾過量は「血漿中濃度×糸球体濾過量」で求まる。尿中排泄量を濾過量で割れば、濾過されたうち排泄された割合が出る。


【各選択肢の解説】

途中式

  • 血漿中濃度:30 mg/dL=30 mg/100 mL=0.30 mg/mL
  • 1分間の濾過量:0.30 mg/mL × 120 mL/min=36 mg/min
  • 排泄の割合:11 mg/min ÷ 36 mg/min=0.306 → 約31%
残りの約69%(25 mg/min)は尿細管で再吸収されたことになる。

1. 10%
❌ 誤り。正しくは約31%。10%なら排泄量は約3.6 mg/minになる。
2. 30%
✅ 正しい(=正答)。11÷36≒0.31で約30%である。
3. 50%
❌ 誤り。正しくは約31%。50%なら排泄量は18 mg/minになる。
4. 70%
❌ 誤り。70%は再吸収された割合(約69%)に近い値で、排泄の割合と取り違えた値である。正しくは約31%。
5. 90%
❌ 誤り。正しくは約31%。90%なら排泄量は約32 mg/minになる。

【試験対策ポイント】

  • 濾過量(mg/min)=血漿中濃度(mg/mL)×GFR(mL/min)
  • 排泄率(%)=尿中排泄量÷濾過量×100
  • dL→mLの換算(÷100)を忘れない
  • 排泄率+再吸収率=100%(分泌がない場合)
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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