第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問
循環器系第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問(循環器系)の正答は 1 です。心房細動では心房が有効に収縮せず、左房(特に左心耳)で血流がよどんで血栓ができる。
問題
心房細動患者に抗凝固療法を行う目的はどれか。
- 1. 脳塞栓症の予防 ✓
- 2. 肺塞栓症の予防
- 3. 不整脈性失神の予防
- 4. 深部静脈血栓症の予防
- 5. アテローム血栓性脳梗塞の予防
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.8%標準
52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 脳塞栓症の予防
心房細動では心房が有効に収縮せず、左房(特に左心耳)で血流がよどんで血栓ができる。この血栓が流れて脳の動脈を詰まらせるのが心原性脳塞栓症で、抗凝固療法はこれを防ぐために行う。
【各選択肢の解説】
1. 脳塞栓症の予防
✅ 正しい(=正答)。左心系にできた血栓は大動脈から全身の動脈へ流れ、最も多い行き先が脳である。ワルファリンや直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)で血栓の形成を防ぐ。
✅ 正しい(=正答)。左心系にできた血栓は大動脈から全身の動脈へ流れ、最も多い行き先が脳である。ワルファリンや直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)で血栓の形成を防ぐ。
2. 肺塞栓症の予防
❌ 誤り。肺塞栓症の血栓は主に下肢の深部静脈から右心を通って肺動脈に詰まる。正しくは、心房細動の左房内血栓が飛ぶ先は肺ではなく脳など体循環の動脈である。
❌ 誤り。肺塞栓症の血栓は主に下肢の深部静脈から右心を通って肺動脈に詰まる。正しくは、心房細動の左房内血栓が飛ぶ先は肺ではなく脳など体循環の動脈である。
3. 不整脈性失神の予防
❌ 誤り。抗凝固薬は不整脈そのものを抑えない。正しくは不整脈性失神の予防には抗不整脈薬・ペースメーカ・植込み型除細動器などを用いる。
❌ 誤り。抗凝固薬は不整脈そのものを抑えない。正しくは不整脈性失神の予防には抗不整脈薬・ペースメーカ・植込み型除細動器などを用いる。
4. 深部静脈血栓症の予防
❌ 誤り。深部静脈血栓症は下肢の静脈の血流停滞(長期臥床・術後など)で起こり、心房細動とは別の病態である。正しくは心房細動の抗凝固療法の目的は心原性脳塞栓症の予防である。
❌ 誤り。深部静脈血栓症は下肢の静脈の血流停滞(長期臥床・術後など)で起こり、心房細動とは別の病態である。正しくは心房細動の抗凝固療法の目的は心原性脳塞栓症の予防である。
5. アテローム血栓性脳梗塞の予防
❌ 誤り。アテローム血栓性脳梗塞は動脈硬化の部位で血小板が主役の血栓ができる。正しくはその予防には抗血小板薬(アスピリン・クロピドグレルなど)を用いる。
❌ 誤り。アテローム血栓性脳梗塞は動脈硬化の部位で血小板が主役の血栓ができる。正しくはその予防には抗血小板薬(アスピリン・クロピドグレルなど)を用いる。
【試験対策ポイント】
| 血栓のでき方 | 主役 | 予防薬 |
|---|---|---|
| 血流のよどみ(心房細動・深部静脈) | 凝固因子(フィブリン) | 抗凝固薬 |
| 動脈硬化の部位(アテローム) | 血小板 | 抗血小板薬 |
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