MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第23問

麻酔科学第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第23問(麻酔科学)の正答は 2 です。周術期は正常体温を保つのが原則で、低体温は震え(シバリング)・不整脈・創感染・出血傾向を招く。

問題
周術期管理で誤っているのはどれか。
  1. 1. 手術開始前に患者名を声に出して確認する。
  2. 2. ペースメーカ植込み術では室温を下げる。 ✓
  3. 3. 術中の体位により神経損傷を生じ得る。
  4. 4. 硬膜外麻酔は術後の鎮痛にも有用である。
  5. 5. 疼痛緩和を目的に神経ブロックを行う。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 51.9%標準

52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — ペースメーカ植込み術では室温を下げる。

周術期は正常体温を保つのが原則で、低体温は震え(シバリング)・不整脈・創感染・出血傾向を招く。ペースメーカ植込み術で室温を下げる理由はなく、2が誤り。


【各選択肢の解説】

1. 手術開始前に患者名を声に出して確認する。
✅ 正しい。執刀直前に手術チーム全員で手を止め、患者・部位・術式を声に出して確認する(タイムアウト)。患者・部位の取り違えを防ぐ。
2. ペースメーカ植込み術では室温を下げる。
❌ 誤り(=正答)。室温を下げる理由はない。正しくは、ほかの手術と同じく保温して正常体温を保つ。局所麻酔で患者が覚醒していることが多く、寒さによる震えは苦痛にもなる。
3. 術中の体位により神経損傷を生じ得る。
✅ 正しい。長時間の圧迫や過伸展で末梢神経が傷む。例:上肢外転での腕神経叢、肘部での尺骨神経、腓骨頭での総腓骨神経。
4. 硬膜外麻酔は術後の鎮痛にも有用である。
✅ 正しい。硬膜外腔にカテーテルを留置しておけば、術後も局所麻酔薬・オピオイドを持続投与して鎮痛を続けられる。
5. 疼痛緩和を目的に神経ブロックを行う。
✅ 正しい。痛みを伝える神経の近くに局所麻酔薬を注入して伝導を止める。術後痛やがん性疼痛の緩和に用いる。

【試験対策ポイント】

  • 周術期安全の基本=タイムアウト・正常体温の維持・体位による神経損傷と褥瘡の予防・術後鎮痛
  • 術後鎮痛の手段=硬膜外鎮痛・末梢神経ブロック・オピオイドの静脈内投与(PCA)
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