MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問

生体電気・磁気計測第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問(生体電気・磁気計測)の正答は 4 です。四肢誘導の式に右手Rと左手Lを入れ替えて代入すれば機械的に分かる。

問題
標準12 誘導心電図計測で右手と左手の誘導電極を誤って逆に装着した。正しいのはどれか。 a.Ⅰ誘導とⅢ誘導の波形が入れ替わる。 b.Ⅱ誘導の波形は反転する。 c.aVF の波形は変化しない。 d.aVR とaVL の波形が入れ替わる。 e.V₁ の波形は反転する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d ✓
  5. 5. d、e

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 59.1%標準

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番(c・d)

四肢誘導の式に右手Rと左手Lを入れ替えて代入すれば機械的に分かる。Ⅰ=L−R は反転、Ⅱ(F−R)と Ⅲ(F−L)は入れ替わる、aVR と aVL は入れ替わる、aVF と胸部誘導は変わらない。


【各選択肢の解説】

a.Ⅰ誘導とⅢ誘導の波形が入れ替わる。
❌ 誤り。正しくは、入れ替わるのはⅡとⅢ。Ⅰは L−R が R−L になるので極性が反転する。

b.Ⅱ誘導の波形は反転する。
❌ 誤り。正しくは、Ⅱ(F−R)は F−L となり、元のⅢ誘導の波形になる。反転するのはⅠ。

c.aVF の波形は変化しない。
✅ 正しい。aVF=F−(R+L)/2 で、RとLが対称に入っているので入れ替えても値は同じ。

d.aVR とaVL の波形が入れ替わる。
✅ 正しい。aVR=R−(L+F)/2 と aVL=L−(R+F)/2 は、RとLを入れ替えると互いの式になる。

e.V₁ の波形は反転する。
❌ 誤り。正しくはV₁は変化しない。胸部誘導の基準であるウィルソンの結合電極は (R+L+F)/3 で、RとLを入れ替えても変わらない。

【組合せ】

1. a、b
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはc・d(4番)。
2. a、e
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはc・d(4番)。
3. b、c
❌ 誤り。bが誤り。正しくはc・d(4番)。
4. c、d
✅ 正しい(=正答)。c・dとも正しい。
5. d、e
❌ 誤り。eが誤り。正しくはc・d(4番)。

【試験対策ポイント】

右手・左手の付け違い:Ⅰ反転/Ⅱ↔Ⅲ/aVR↔aVL/aVF・胸部誘導は不変

誘導定義R・L入れ替え後
ⅠL−R−Ⅰ
ⅡF−RⅢ
ⅢF−LⅡ
aVFF−(R+L)/2変化なし
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