第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 3 です。体内(直接)通電は胸壁の抵抗を通らないので低いエネルギーで足りる(a)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 63.8%標準
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
体内(直接)通電は胸壁の抵抗を通らないので低いエネルギーで足りる(a)。除細動の成否は通電エネルギーに左右される(d)。オートショックAEDは自動で通電するのでショックボタンがない(e)。点検用の負荷抵抗は50 Ω、パドルの接触不良が熱傷の原因。
【各選択肢の解説】
a.成人の体内直接通電は20〜60 J で行う。
✅ 正しい。開胸下で心臓に直接電極を当てるため、胸壁を通す体外通電よりはるかに低いエネルギーで心筋を脱分極させられる。
b.点検に用いる負荷抵抗は標準的に5 Ω とされている。
❌ 誤り。正しくは50 Ω。人体の経胸壁インピーダンスに近い値で、出力エネルギーは50 Ωの負荷で測る(JIS T 0601-2-4)。
c.電極を皮膚に強く押し付けると熱傷が生じる。
❌ 誤り。正しくは、パドルを皮膚にしっかり押し付けると接触抵抗が下がり、熱傷は起きにくい。熱傷の原因は押し付け不足・ペースト不足などの接触不良。
d.除細動効果は通電エネルギーに依存する。
✅ 正しい。エネルギーが低すぎると心筋全体を一斉に脱分極させられず、除細動に失敗する。
e.オートショックAED にはショックボタンがない。
✅ 正しい。心電図を解析して電気ショックが必要と判断すると、音声で知らせたうえで自動的に通電する。
【組合せ】
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・e(3番)。
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・d・e(3番)。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・e(3番)。
❌ 誤り。cが誤り。正しくはa・d・e(3番)。
【試験対策ポイント】
- 体内通電=体外通電より低いエネルギー
- 点検の標準負荷抵抗=50 Ω
- 熱傷の原因=接触不良(押し付け不足・ペースト不足)
- オートショックAED=ショックボタンなし・自動通電
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