第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問
生体物理・化学現象の計測第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。PETCO₂ は「CO₂ 産生量」「肺へ運ばれる血流」「肺胞換気量」で決まる。
問題
カプノメータで測定される呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO₂)が上昇する要因として正しいのはどれか。
- 1. 低体温
- 2. 食道挿管
- 3. 肺塞栓症
- 4. 心拍出量の低下
- 5. 肺胞換気量の低下 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.9%難問
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 肺胞換気量の低下
PETCO₂ は「CO₂ 産生量」「肺へ運ばれる血流」「肺胞換気量」で決まる。肺胞換気量が減ると CO₂ が吐き出されずにたまり、PETCO₂ は上昇する。他の4つはいずれも PETCO₂ を下げる。
【各選択肢の解説】
1. 低体温
❌ 誤り。代謝が落ちて CO₂ の産生が減るため PETCO₂ は低下する。正しくは上昇させるのは発熱・悪性高熱など産生が増える状態。
❌ 誤り。代謝が落ちて CO₂ の産生が減るため PETCO₂ は低下する。正しくは上昇させるのは発熱・悪性高熱など産生が増える状態。
2. 食道挿管
❌ 誤り。換気が肺に入らないため呼気に CO₂ がほとんど出ず、PETCO₂ はほぼ0になる(波形が出ない)。正しくは挿管位置の確認に使われる低下所見。
❌ 誤り。換気が肺に入らないため呼気に CO₂ がほとんど出ず、PETCO₂ はほぼ0になる(波形が出ない)。正しくは挿管位置の確認に使われる低下所見。
3. 肺塞栓症
❌ 誤り。血流の途絶えた肺胞は換気されても CO₂ を含まない(死腔の増加)ため、PETCO₂ は低下し、PaCO₂ との差が開く。正しくは死腔が増えて PETCO₂ が下がる代表的な病態。
❌ 誤り。血流の途絶えた肺胞は換気されても CO₂ を含まない(死腔の増加)ため、PETCO₂ は低下し、PaCO₂ との差が開く。正しくは死腔が増えて PETCO₂ が下がる代表的な病態。
4. 心拍出量の低下
❌ 誤り。肺へ運ばれる CO₂ の量が減るので PETCO₂ は低下する。正しくは心肺蘇生中は PETCO₂ が心拍出の目安になり、自己心拍再開で急に上がる。
❌ 誤り。肺へ運ばれる CO₂ の量が減るので PETCO₂ は低下する。正しくは心肺蘇生中は PETCO₂ が心拍出の目安になり、自己心拍再開で急に上がる。
5. 肺胞換気量の低下
✅ 正しい。CO₂ を排出する換気が減ると体内に CO₂ がたまり、PaCO₂ とともに PETCO₂ も上昇する。
✅ 正しい。CO₂ を排出する換気が減ると体内に CO₂ がたまり、PaCO₂ とともに PETCO₂ も上昇する。
【試験対策ポイント】
| PETCO₂ | 原因の軸 | 例 |
|---|---|---|
| 上昇 | 換気↓・産生↑ | 低換気(呼吸抑制)、発熱・悪性高熱、CO₂ の再呼吸 |
| 低下 | 換気↑・産生↓・肺血流↓ | 過換気、低体温、肺塞栓、心拍出量低下 |
| ほぼ0 | 呼気が来ない | 食道挿管、回路外れ、心停止 |
- カプノメータは CO₂ の赤外線吸収で測る。
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