第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問
呼吸療法装置第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。PEEP は呼気の終わりにも陽圧を残すため胸腔内圧が上がり、静脈還流(前負荷)が減って心拍出量は減少する。
問題
PEEP(呼気終末陽圧)の影響について誤っているのはどれか。
- 1. 頭蓋内圧が上昇する。
- 2. 心拍出量が増加する。 ✓
- 3. 肺胞の虚脱を防止する。
- 4. 平均気道内圧が上昇する。
- 5. FRC(機能的残気量)が増加する。
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.5%やさしい
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 心拍出量が増加する。
PEEP は呼気の終わりにも陽圧を残すため胸腔内圧が上がり、静脈還流(前負荷)が減って心拍出量は減少する。「増加する」が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 頭蓋内圧が上昇する。
✅ 正しい。胸腔内圧が上がると頭部からの静脈還流が妨げられ、頭蓋内圧が上がる。頭部外傷などでは高い PEEP に注意する。
✅ 正しい。胸腔内圧が上がると頭部からの静脈還流が妨げられ、頭蓋内圧が上がる。頭部外傷などでは高い PEEP に注意する。
2. 心拍出量が増加する。(=正答)
❌ 誤り。胸腔内圧の上昇で右心への静脈還流が減るため、心拍出量は減る。正しくは心拍出量は減少し、血圧低下の原因になる。
❌ 誤り。胸腔内圧の上昇で右心への静脈還流が減るため、心拍出量は減る。正しくは心拍出量は減少し、血圧低下の原因になる。
3. 肺胞の虚脱を防止する。
✅ 正しい。呼気終末にも肺胞内に陽圧が残るので、虚脱しやすい肺胞が開いたまま保たれる。
✅ 正しい。呼気終末にも肺胞内に陽圧が残るので、虚脱しやすい肺胞が開いたまま保たれる。
4. 平均気道内圧が上昇する。
✅ 正しい。呼気中も気道内圧が0に戻らないため、1呼吸周期で平均した気道内圧が上がる。
✅ 正しい。呼気中も気道内圧が0に戻らないため、1呼吸周期で平均した気道内圧が上がる。
5. FRC(機能的残気量)が増加する。
✅ 正しい。呼気終末に肺に残るガス量が増える=FRC の増加。これがガス交換面積を保ち酸素化を改善する。
✅ 正しい。呼気終末に肺に残るガス量が増える=FRC の増加。これがガス交換面積を保ち酸素化を改善する。
【試験対策ポイント】
| PEEP の作用 | 向き |
|---|---|
| FRC・肺胞の開存・酸素化(PaO₂) | ↑(目的) |
| 平均気道内圧・胸腔内圧 | ↑ |
| 静脈還流・心拍出量・血圧 | ↓(副作用) |
| 頭蓋内圧 | ↑(副作用) |
| 圧損傷(気胸) | リスク↑ |
- 「PEEP は酸素化を上げるが、循環を下げる」が軸。
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