第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問
体外循環・補助循環第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。人工心肺では充填液で血液が薄まり、粘性を下げて微小循環を保つため、ヘマトクリット 20〜25%程度で管理する。
問題
人工心肺装置を用いた体外循環中の管理で正しいのはどれか。
- 1. 平均大動脈圧 ― 100 mmHg
- 2. 中心静脈圧 ― 20 mmHg
- 3. 混合静脈血酸素飽和度 ― 50%
- 4. ヘマトクリット値 ― 25% ✓
- 5. 活性化凝固時間(ACT) ― 200 秒
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63.2%標準
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ヘマトクリット値 ― 25%
人工心肺では充填液で血液が薄まり、粘性を下げて微小循環を保つため、ヘマトクリット 20〜25%程度で管理する。他の値は目標から外れている。
【各選択肢の解説】
1. 平均大動脈圧 ― 100 mmHg
❌ 誤り。高すぎる。正しくは平均動脈圧はおおむね 60〜80 mmHg で管理する。
❌ 誤り。高すぎる。正しくは平均動脈圧はおおむね 60〜80 mmHg で管理する。
2. 中心静脈圧 ― 20 mmHg
❌ 誤り。脱血がうまくいっていれば静脈側に血液はたまらない。正しくは中心静脈圧は低値(0 mmHg 付近)に保たれ、20 mmHg は脱血不良を疑う値。
❌ 誤り。脱血がうまくいっていれば静脈側に血液はたまらない。正しくは中心静脈圧は低値(0 mmHg 付近)に保たれ、20 mmHg は脱血不良を疑う値。
3. 混合静脈血酸素飽和度 ― 50%
❌ 誤り。組織への酸素供給が足りないことを示す低値。正しくは SvO₂ 70%程度以上を保つ。
❌ 誤り。組織への酸素供給が足りないことを示す低値。正しくは SvO₂ 70%程度以上を保つ。
4. ヘマトクリット値 ― 25%
✅ 正しい。希釈で血液の粘性を下げつつ、酸素の運搬能力を保てる範囲として 20〜25%程度で管理する。
✅ 正しい。希釈で血液の粘性を下げつつ、酸素の運搬能力を保てる範囲として 20〜25%程度で管理する。
5. 活性化凝固時間(ACT) ― 200 秒
❌ 誤り。回路内で凝固するおそれのある値。正しくはヘパリン化して ACT 400 秒以上(施設により 480 秒以上)を保つ。
❌ 誤り。回路内で凝固するおそれのある値。正しくはヘパリン化して ACT 400 秒以上(施設により 480 秒以上)を保つ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 体外循環中の目安 |
|---|---|
| 灌流量 | 2.2〜2.5 L/min/m² 程度 |
| 平均動脈圧 | 60〜80 mmHg |
| 中心静脈圧 | 低値(脱血良好の目安) |
| SvO₂ | 70%程度以上 |
| ヘマトクリット | 20〜25%程度 |
| ACT | 400 秒以上 |
- 目安の幅は施設・教科書でわずかに違う。数値の外れた選択肢を消していく。
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