第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問
血液浄化療法装置第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。
問題
腹膜透析について誤っているのはどれか。
a.血液透析と併用可能である。
b.循環動態への影響が少ない。
c.バスキュラーアクセスが必要である。
d.透析液にはカリウムイオンが含まれる。
e.ブドウ糖透析液では除水量が最大となる透析時間が存在する。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 68.4%やさしい
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番(c・d)
記述の誤りを選ぶ問題。腹膜透析(PD)は腹腔に入れたカテーテルで透析液を出し入れするので血管のアクセスは不要(c)、PD 液には通常カリウムが含まれない(d)。
【各選択肢の解説】
a. 血液透析と併用可能である。
✅ 正しい。PD だけで除水や溶質除去が足りないとき、週1回程度の血液透析を組み合わせる併用療法がある。
✅ 正しい。PD だけで除水や溶質除去が足りないとき、週1回程度の血液透析を組み合わせる併用療法がある。
b. 循環動態への影響が少ない。
✅ 正しい。腹腔内で持続的・緩やかに除水と溶質除去を行うので、血液透析より血圧変動が小さい。
✅ 正しい。腹腔内で持続的・緩やかに除水と溶質除去を行うので、血液透析より血圧変動が小さい。
c. バスキュラーアクセスが必要である。(=正答に含む)
❌ 誤り。血液を体外に出さない。正しくは腹膜透析カテーテル(腹腔内に留置)を使い、バスキュラーアクセスは不要。
❌ 誤り。血液を体外に出さない。正しくは腹膜透析カテーテル(腹腔内に留置)を使い、バスキュラーアクセスは不要。
d. 透析液にはカリウムイオンが含まれる。(=正答に含む)
❌ 誤り。たまりやすいカリウムを除くため、正しくは PD 液は通常カリウムを含まない。
❌ 誤り。たまりやすいカリウムを除くため、正しくは PD 液は通常カリウムを含まない。
e. ブドウ糖透析液では除水量が最大となる透析時間が存在する。
✅ 正しい。ブドウ糖が腹膜から吸収されて浸透圧の差が小さくなり、時間がたつと除水量がかえって減る。そのため除水量が最大になる貯留時間がある。
✅ 正しい。ブドウ糖が腹膜から吸収されて浸透圧の差が小さくなり、時間がたつと除水量がかえって減る。そのため除水量が最大になる貯留時間がある。
1. a、b
❌ a・bは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
❌ a・bは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
2. a、e
❌ a・eは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
❌ a・eは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
3. b、c
❌ bは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
❌ bは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
4. c、d
❌ c・dはいずれも誤った記述で、この組が誤りの組(=正答)。正しくはc=バスキュラーアクセスは不要、d=PD液は通常カリウムを含まない。
❌ c・dはいずれも誤った記述で、この組が誤りの組(=正答)。正しくはc=バスキュラーアクセスは不要、d=PD液は通常カリウムを含まない。
5. d、e
❌ eは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
❌ eは正しい記述なので、誤りの組に入らない。正しくは誤った記述はc・d。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 腹膜透析 | 血液透析 |
|---|---|---|
| 透析膜 | 自分の腹膜 | ダイアライザ |
| アクセス | 腹膜透析カテーテル | バスキュラーアクセス(シャント) |
| 除水の力 | 浸透圧(ブドウ糖・イコデキストリン) | 限外濾過(圧差) |
| 循環への影響 | 小さい | 大きい |
- ブドウ糖液は長く貯めると除水が減る。長時間の貯留には吸収されにくいイコデキストリン液を使う。
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