第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問
医用機械工学第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問(医用機械工学)の正答は 4 です。動脈圧波は大動脈から末梢へ伝わるにつれて、反射波が重なって収縮期の山(②)が高く鋭くなる(末梢での増幅)。
問題
図は上腕での動脈圧波形である。末梢側にいくと生じる変化で正しいのはどれか。
- 1. ①から②への立ち上がりが緩やかになる。
- 2. ①から④までの波形全体が下方にシフトする。
- 3. ①から④までの時間が長くなる。
- 4. ②での値が増大する。 ✓
- 5. ③の切れ込みが深くなる。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.4%難問
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ②での値が増大する。
動脈圧波は大動脈から末梢へ伝わるにつれて、反射波が重なって収縮期の山(②)が高く鋭くなる(末梢での増幅)。平均圧・拡張期圧はほぼ同じか、わずかに下がる。
【各選択肢の解説】
図の読み:①=立ち上がりの起点(拡張末期)、②=収縮期の頂点、③=山の下り坂の切れ込み(重複切痕)、④=次の拍の立ち上がり直前(拡張末期)。①〜④が1心拍。
1. ①から②への立ち上がりが緩やかになる。
❌ 誤り。正しくは、末梢ほど立ち上がりは急峻になり、山は鋭くなる。
❌ 誤り。正しくは、末梢ほど立ち上がりは急峻になり、山は鋭くなる。
2. ①から④までの波形全体が下方にシフトする。
❌ 誤り。収縮期圧(②)は上がり、拡張期圧・平均圧はわずかに下がる程度。正しくは、全体が下がるのではなく脈圧(山の高さ)が大きくなる。
❌ 誤り。収縮期圧(②)は上がり、拡張期圧・平均圧はわずかに下がる程度。正しくは、全体が下がるのではなく脈圧(山の高さ)が大きくなる。
3. ①から④までの時間が長くなる。
❌ 誤り。①〜④は1心拍の周期で、心拍数で決まる。正しくは、末梢でも周期は変わらない(脈波が届くまでの遅れはあるが、1拍の長さは同じ)。
❌ 誤り。①〜④は1心拍の周期で、心拍数で決まる。正しくは、末梢でも周期は変わらない(脈波が届くまでの遅れはあるが、1拍の長さは同じ)。
4. ②での値が増大する。
✅ 正しい。末梢からの反射波が収縮期に重なり、血管が細く硬くなることも加わって、収縮期圧(ピーク)が大動脈より高くなる。
✅ 正しい。末梢からの反射波が収縮期に重なり、血管が細く硬くなることも加わって、収縮期圧(ピーク)が大動脈より高くなる。
5. ③の切れ込みが深くなる。
❌ 誤り。③は大動脈弁の閉鎖でできる切れ込み。正しくは、末梢へ伝わる間に鋭さが失われてなだらか・不明瞭になり、時間的にも遅れて現れる。
❌ 誤り。③は大動脈弁の閉鎖でできる切れ込み。正しくは、末梢へ伝わる間に鋭さが失われてなだらか・不明瞭になり、時間的にも遅れて現れる。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 大動脈(中枢) | 末梢(上腕・橈骨など) |
|---|---|---|
| 収縮期圧 | 低め | 高い |
| 脈圧 | 小さい | 大きい |
| 立ち上がり | なだらか | 急峻 |
| 重複切痕 | 鋭い | なだらか・遅れる |
「末梢ほどとがって高い」。周期(時間)は変わらない。
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