第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問
人体の構造と機能第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。閾膜電位は静止電位から脱分極した側にある=値としては静止電位より高い(負が小さい)。
問題
興奮性細胞について誤っているのはどれか。
- 1. 静止状態のNa⁺ 濃度は細胞内よりも細胞外が高い。
- 2. 再分極では電位依存性のK⁺ チャネルが働く。
- 3. 脱分極では細胞内にNa⁺ が流入する。
- 4. 過分極時の電位は静止電位よりも低い。
- 5. 閾膜電位は静止電位よりも低い。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.1%難問
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 閾膜電位は静止電位よりも低い。
閾膜電位は静止電位から脱分極した側にある=値としては静止電位より高い(負が小さい)。「低い」とした向きの逆が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 静止状態のNa⁺ 濃度は細胞内よりも細胞外が高い。
✅ 正しい。Na⁺-K⁺ポンプがNa⁺を細胞外へくみ出すため、Na⁺は細胞外に多く細胞内に少ない(K⁺は逆)。
✅ 正しい。Na⁺-K⁺ポンプがNa⁺を細胞外へくみ出すため、Na⁺は細胞外に多く細胞内に少ない(K⁺は逆)。
2. 再分極では電位依存性のK⁺ チャネルが働く。
✅ 正しい。脱分極に少し遅れて電位依存性K⁺チャネルが開き、K⁺が細胞外へ流出して膜電位が負に戻る。
✅ 正しい。脱分極に少し遅れて電位依存性K⁺チャネルが開き、K⁺が細胞外へ流出して膜電位が負に戻る。
3. 脱分極では細胞内にNa⁺ が流入する。
✅ 正しい。電位依存性Na⁺チャネルが開き、濃度勾配と電位勾配に従ってNa⁺が流入し、膜電位が急に正へ振れる。
✅ 正しい。電位依存性Na⁺チャネルが開き、濃度勾配と電位勾配に従ってNa⁺が流入し、膜電位が急に正へ振れる。
4. 過分極時の電位は静止電位よりも低い。
✅ 正しい。過分極は静止電位よりさらに負の側へ振れた状態で、値としては低い。
✅ 正しい。過分極は静止電位よりさらに負の側へ振れた状態で、値としては低い。
5. 閾膜電位は静止電位よりも低い。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、閾膜電位(例:約−55 mV)は静止電位(例:約−70 mV)より高い。膜電位が閾膜電位まで上がると活動電位が発生する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、閾膜電位(例:約−55 mV)は静止電位(例:約−70 mV)より高い。膜電位が閾膜電位まで上がると活動電位が発生する。
【試験対策ポイント】
| 状態 | 静止電位と比べた位置 |
|---|---|
| 脱分極・閾膜電位 | 高い(正の側) |
| 過分極 | 低い(より負) |
イオン分布:Na⁺・Cl⁻・Ca²⁺は細胞外に多く、K⁺は細胞内に多い。「低い電位=より負」の向きを取り違えない。
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