MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 2 です。再生セルロース膜の表面水酸基(-OH)が補体を活性化し、生体不適合(一過性の白血球減少・アナフィラトキシン産生)を起こす。

問題
セルロースによる補体活性化の要因はどれか。
  1. 1. アセチル基
  2. 2. 水酸基
  3. 3. メチル基
  4. 4. 硫酸基
  5. 5. カルボニル基

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 水酸基

再生セルロース膜の表面水酸基(-OH)が補体を活性化し、生体不適合(一過性の白血球減少・アナフィラトキシン産生)を起こす。正答は2。


【各選択肢の解説】

1. アセチル基
❌ 誤り。水酸基をアセチル化した酢酸セルロース膜は補体活性化が低減する。原因基ではない。
2. 水酸基
✅ 正しい。膜表面のフリーな水酸基が補体(C3)を活性化する要因。キュプロファン(再生セルロース)で顕著。
3. メチル基
❌ 誤り。補体活性化の要因ではない。
4. 硫酸基
❌ 誤り。硫酸基(ヘパリン様)はむしろ抗凝固・生体適合性向上に働く。
5. カルボニル基
❌ 誤り。補体活性化の主要因ではない。

【試験対策ポイント】

透析膜の生体適合性:

  • 再生セルロース(キュプロファン):水酸基が補体を活性化 → 生体適合性が低い(透析中の一過性白血球減少)
  • 酢酸セルロース:水酸基をアセチル化し補体活性化を低減
  • 合成高分子膜(PS・PMMA・PES等):生体適合性が高く、現在の主流
「補体活性化の犯人=セルロースの水酸基」で暗記。

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