MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第5問

人体の構造と機能第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第5問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。マクロファージは骨髄の造血幹細胞に由来する単球が組織へ移行した貪食細胞(血球系)であり、骨・軟骨・脂肪などへ分化する間葉系(間葉系幹細胞)とは系統が異なる。

問題
誤っているのはどれか。
  1. 1. 肉芽腫は慢性炎症で生じる。
  2. 2. 腫脹は炎症の4 主徴の一つである。
  3. 3. マクロファージは間葉系細胞である。
  4. 4. 急性炎症の過程ではまず血管透過性が亢進する。
  5. 5. セロトニンは炎症ケミカルメディエータの一つである。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — マクロファージは間葉系細胞である。

マクロファージは骨髄の造血幹細胞に由来する単球が組織へ移行した貪食細胞(血球系)であり、骨・軟骨・脂肪などへ分化する間葉系(間葉系幹細胞)とは系統が異なる。よって「誤っているのはどれか」の答えは3番。他の4つは炎症に関する正しい記述。


【各選択肢の解説】

1. 肉芽腫は慢性炎症で生じる。
✅ 正しい。結核やサルコイドーシスなど、慢性肉芽腫性炎で類上皮細胞・多核巨細胞からなる肉芽腫を形成する。
2. 腫脹は炎症の4主徴の一つである。
✅ 正しい。炎症の4主徴は発赤・腫脹・発熱・疼痛(+機能障害を加えて5徴)。
3. マクロファージは間葉系細胞である。
❌ 誤り(=これが正答)。マクロファージは単球由来の血球系(造血系)細胞で、間葉系細胞ではない。
4. 急性炎症の過程ではまず血管透過性が亢進する。
✅ 正しい。血管拡張に続いて透過性が亢進し、血漿成分の滲出(浮腫)が起こる。
5. セロトニンは炎症ケミカルメディエータの一つである。
✅ 正しい。ヒスタミン・セロトニン・ブラジキニン・プロスタグランジンなどが化学伝達物質として働く。

【試験対策ポイント】

炎症の基本:4主徴(発赤・腫脹・発熱・疼痛)、急性炎症の流れ(血管拡張→透過性亢進→白血球遊走)。ケミカルメディエータ=ヒスタミン・セロトニン・ブラジキニン・プロスタグランジン・ロイコトリエン・サイトカイン。マクロファージは単球由来で貪食・抗原提示を担う。

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