第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問
血液系第39回午後
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問(血液系)の正答は 4 です。鉄欠乏性貧血では体内の貯蔵鉄が枯渇するため、貯蔵鉄を反映する血清フェリチン値は低下する。
問題
鉄欠乏性貧血に関連しないのはどれか。
- 1. 月経過多
- 2. さじ状爪
- 3. 異食症
- 4. 血清フェリチン値増加 ✓
- 5. 小球性低色素性貧血
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 血清フェリチン値増加
鉄欠乏性貧血では体内の貯蔵鉄が枯渇するため、貯蔵鉄を反映する血清フェリチン値は低下する。「増加」は病態と真逆であり、これが「関連しない」記述として正答となる。他の4つはいずれも鉄欠乏性貧血に典型的に伴う所見である。
【各選択肢の解説】
1. 月経過多
✅ 関連する。慢性的な月経過多は鉄の喪失を招き、閉経前女性では鉄欠乏性貧血の最多原因となる。
✅ 関連する。慢性的な月経過多は鉄の喪失を招き、閉経前女性では鉄欠乏性貧血の最多原因となる。
2. さじ状爪
✅ 関連する。スプーンネイル(匙状爪)は鉄欠乏が進行したときにみられる特徴的な爪の変形。
✅ 関連する。スプーンネイル(匙状爪)は鉄欠乏が進行したときにみられる特徴的な爪の変形。
3. 異食症
✅ 関連する。氷や土などを無性に食べたくなる異食症(pica)は鉄欠乏に伴う症状として知られる。
✅ 関連する。氷や土などを無性に食べたくなる異食症(pica)は鉄欠乏に伴う症状として知られる。
4. 血清フェリチン値増加
❌ 誤り(関連しない)。フェリチンは貯蔵鉄の指標で、鉄欠乏では低下する。増加するのは炎症・悪性腫瘍・鉄過剰などで、鉄欠乏性貧血とは逆方向。
❌ 誤り(関連しない)。フェリチンは貯蔵鉄の指標で、鉄欠乏では低下する。増加するのは炎症・悪性腫瘍・鉄過剰などで、鉄欠乏性貧血とは逆方向。
5. 小球性低色素性貧血
✅ 関連する。ヘモグロビン合成の低下によりMCV・MCHが下がり、小球性低色素性貧血を呈するのが鉄欠乏性貧血の典型。
✅ 関連する。ヘモグロビン合成の低下によりMCV・MCHが下がり、小球性低色素性貧血を呈するのが鉄欠乏性貧血の典型。
【試験対策ポイント】
鉄欠乏性貧血の鉄代謝マーカーは「フェリチン↓・血清鉄↓・TIBC(総鉄結合能)↑」の3点セットで覚える。赤血球指標はMCV↓(小球性)・MCH↓(低色素性)。症状はさじ状爪・異食症・舌炎・嚥下障害(Plummer-Vinson症候群)。原因は女性=月経/妊娠、男性・閉経後=消化管出血を第一に疑う。
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